「世界ランキングが60位台後半に上がれば、デル(テクノロジーズ)マッチプレーにも出られると思いますし、そこでいい成績を残せれば4月のマスターズの可能性も出てきますので目指したいです」。3月に行われる「WGC−デルテクノロジーズマッチプレー」は世界ランキング上位の64人が出場できる。そこに出場して上位に進出すれば、世界ランキング50位以内に入り、4月のマスターズの切符をつかめる可能性もある。
木下のプランは決して夢物語ではない。17年にWR60位でマッチプレーに出場した谷原秀人は、次々と上位選手を撃破して4位に入った。WRも48位に浮上してマスターズに滑り込んだことがある。
今後はWRを上げるためにアジアンツアーの「ロイヤルズカップ」、「THE DGCオープン」の2試合に出場することを決めた。「この2試合でしっかりポイントを稼ぎたい。ゴルフは何が起こるのか分からないので、がんばります」。遥かなるオーガスタ。残り数試合でマスターズの切符をかけた戦いが始まる。
