自宅で使える! おすすめ『アプローチ練習器具』 スイング改善、距離感磨きなど、使い方いろいろです
グリーンを外したときに寄せワンが成功するかどうかは、スコアメイクに直結する。そんな大事なアプローチ技術だが、実は、室内のコソ練で上達させることが可能だ。今回は、便利で効果抜群な『アプローチ練習器具』を紹介していく。
配信日時:2024年9月25日 21時00分
マットやネットなど、8モデルの『アプローチ練習器具』を実際に試して検証
タバタやダイヤ、ヤマニゴルフなどの人気メーカーから発売されている『アプローチ練習器具』全8モデルを用意。スイングや距離感を磨く練習効果の高さや自宅での収納性など、多角的な評価を行った。チェックを行ったのは以下の2名。
今回の評価項目
1:練習効果(スイング)
アプローチにおけるミスを減らし、スイングを向上させる効果が高いかどうか
2:練習効果(距離感)
アプローチにおいて距離を打ち分ける感覚が身に付けられるかどうか
3:使いやすさ
器具が簡単に装着、設置できるか。シンプルに練習に活用できるかどうか
4:収納性
折り畳んだときのサイズや片付けやすさなど、収納しやすいかどうか
5:コストパフォーマンス
価格に見合った性能を持っているか、お買い得なモノかどうか
ゲーム感覚で楽しみながらアプローチ練習できる
ゴルフではより高いスコアを目指すほど、アプローチの重要性が増してくる。安定したインパクトが作れることはもちろん、ときにはボールを上げたり、コロがしたりとボールを打ち分ける技術も必要になってくる。スイングコーチの今野一哉は、『アプローチ練習器具』を活用することでさまざまな技術を磨けると話す。
「練習器具を使うメリットは、ゴルフに対して新たな気づきがあることです。『アプローチ練習器具』には、ヘッドの入射角を可視化してくれるモノやスタンスやボール位置に関するガイドラインの入ったモノがあります。ヘッドの入れ方で球質がどう変わって、構え方によってどんなボールが打てるのか理解しやすく、アプローチの技術がすごく磨かれます。ボールを受け止めてくれるネットを使えば、室内で実球を打って練習することもできます。アプローチを練習する時間を増やせば、間違いなくスコアが安定しますので、ぜひ日々の練習に活用してほしいですね」
室内で実球を打つ場合は、アプローチ用ネットだけでなく、クッションなどを置いて安全に配慮しよう。また、柔らかい練習用ボールはスピンの入り具合がチェックしやすく、安全でもあるのでおすすめだ。
お気に入りのマットとネットを一緒に手に入れよう
『藤田タッチマット』は素振りだけで上手くなれる今回のBEST BUY
今回ベストバイを獲得したのはタバタの『藤田タッチマット』だった。ソールがマットに触れると色が濃くなる作りになっていて、ヘッドの入りを可視化することができ、さまざまな練習に活用できるスグレモノだった。以下に、チェックを行った全8アイテムを評価順に紹介していく。
タバタ『藤田タッチマット』
実勢価格:3,300円
評価:S+
素材:ポリエステル【表生地】 ポリウレタンフォーム【中間材】 TPE、ポリエステル/パイピング【裏面】
サイズ:35センチ×42センチ
練習効果(スイング):🌸
グリップ力(ウェット):◎
使いやすさ:🌸
収納性:🌸
コスパ:🌸
ウェッジがどのように接地したか可視化できるマット。ボールを打つこともできるし、素振りでヘッドの入りが一定になるように練習するのもおすすめ。マットにデザインされたガイドラインで、スタンス幅やボール位置もチェックできるアプローチ練習の最強お役立ちアイテムだ。
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ダイヤ『ダイヤ アプローチセット462』
実勢価格:5,940円
評価:S
素材:ポリエステル、ウレタン、ポリプロピレン【スタンスマット】 ポリエステル、スチール【ボールターゲットミニ】 EVA樹脂【練習用ボール】
サイズ:65センチ×85センチ【スタンスマット】 33センチ×43センチ×29センチ【ボールターゲットミニ】
練習効果(スイング):🌸
グリップ力(ウェット):◎
使いやすさ:◎
収納性:🌸
コスパ:◎
ガイドラインの入った「スタンスマット」、室内でも安心な「練習用ボール」、そして「的」がセットになった練習器具で、基本から応用まで、さまざまなアプローチの練習が可能。「練習用ボール」はスピンが入ったときとそうでないときの差がはっきり出るので、ヘッドの入りをチェックするのにも最適だ。
ダイヤ『ダイヤ アプローチ名人』
実勢価格:6,380円
評価:S
素材:ナイロン、ポリエステル【本体】 鉄、塩化ビニール樹脂【芯材】
サイズ:60センチ×120センチ×42センチ
練習効果(スイング):🌸
グリップ力(ウェット):🌸
使いやすさ:◎
収納性:◯
コスパ:🌸
大きめのアプローチ練習用ネットで、上から吊るすタイプの的を狙うことで、打ち出し高さのコントロールを身に付けることができる。正確に打てると的にボールが入り、外れるとボールが傾斜をコロがって戻ってくる仕組みなので、ゲーム感覚で楽しみながら練習できることもポイント。
ヤマニ『ProSENDR(プロセンダー)』
実勢価格:29,700円
評価:S
素材:Nylon+SBR(スチレンブタジエンゴム)
サイズ:30センチ【手首バンド】 10センチ
練習効果(スイング):🌸
グリップ力(ウェット):◎
使いやすさ:🌸
収納性:◎
コスパ:◯
右手首の正しい背屈の形が作りながらスイングする感覚が身に付く練習器具。ショット用のイメージがあるが、アプローチでも有効。手先でこねる動きを抑制しながら、体の回転でハンドファーストにボールを捉えるアプローチが打てるようになり、グリーン周りのミスを減らせる。
ダイヤ『ダイヤ ベタピンアプローチ』
実勢価格:2,640円
評価:A+
素材:ポリエステル【本体】 スチール【芯材】
サイズ:45センチ×40センチ×42センチ
練習効果(スイング):◯
グリップ力(ウェット):🌸
使いやすさ:◎
収納性:🌸
コスパ:◎
小型のネットで収納性が高く、さまざまな場所で気軽にアプローチ練習ができる。3ヤードほどの短い距離をキャリーさせる練習がおすすめ。的が小さいぶん、精度の高いスイングと正確な距離感が求められるので、アプローチスキルが一気に底上げされる。
パフォーマンスギア『2WAY 練習マット』
実勢価格:5,280円
評価:A+
素材:ポリプロピレン【芝】 合成ゴム【マット台】
サイズ:30センチ×50センチ
練習効果(スイング):◎
グリップ力(ウェット):🌸
使いやすさ:◎
収納性:◎
コスパ:◯
フェアウェイとラフの2面を備えた練習用マット。ラフの質感がかなりリアルに近く、フェアウェイと同じ打ち方をしているとボールが飛ばず、スピンも効きにくくなる。ライによるボールの飛びの違いを肌で感じることができる。より実戦的な練習をしたい場合におすすめのマットだ。
タバタ『2WAY アプローチ』
実勢価格:6,160円
評価:A+
素材:ポリエステル【本体】 スチール【パイプ】 ナイロン【ジョイント】 EVA【滑り止め】
サイズ:59センチ×98センチ×68センチ
練習効果(スイング)◎
グリップ力(ウェット):◎
使いやすさ:🌸
収納性:◯
コスパ:◎
2つの置き方ができるアプローチ用ネット。ボールの高さを変えたり、ショートアプローチで落とし所をコントロールするなど、さまざまな練習が可能。また、ネットに傾斜が付いていて、打ったボールが戻ってくるので少ない球数でテンポ良く練習できる。
ダイヤ『ダイヤ アプローチ445』
実勢価格:4,455円
評価:A+
素材:ポリエステル【本体】 鉄、塩化ビニール樹脂【芯材】
サイズ:60センチ×120センチ×42センチ
練習効果(スイング)◎
グリップ力(ウェット):◎
使いやすさ:◎
収納性:◯
コスパ:◎
タテ幅のある大きめのアプローチ用ネット。下部に雑誌が収納でき、3冊ほど入れるとドッシリ安定する。5ヤードほど離れた位置に置き、30ヤード飛ばす強さでボールを打っても、しっかりネットが受け止めてくれる。室内でも距離を打ち分ける練習ができることが最大のメリット。