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ふるさと納税の返礼品で新しいクラブを手に入れる

ふるさと納税の返礼品にはクラブやボールがたくさん用意されている。量販店や中古ショップほど種類があるわけではないが、お得感では負けない。

配信日時:2022年12月20日 12時00分

ゴルファーが気になるふるさと納税の返礼品として、思い浮かぶのがクラブやボールなど。もちろん、はじめにふるさと納税として寄付をするときには、それなりの額が必要となるものの、結果的にはお得に新しいクラブやボールを手に入れることができる。クラブの買い替えはゴルファーにとって悩ましい決断だからこそ、検討してみる価値はあるはずだ。

そもそもふるさと納税の返礼品とは、寄付への感謝の品として、地元で生産されたものが贈られるもの。だが調べてみると、日本全国で、数多くのゴルフボールの返礼品が用意されているのだ。各地にこんなにたくさんボールを生産する会社や工場があるのか…? 実は地元公認の “ゆるキャラ” がプリントされていれば、“ゆるキャラ” を通して自治体を知ってもらい、地場産業を広げるきっかけになるとされ、返礼品として認められているのだ。そのため寄付額もそれほど高額ではないボールが、日本各地で返礼品となっているというわけ。

今回はゴルファーのためのふるさと納税がテーマ。制度の趣旨である返礼品は地元の産品で、という部分を尊重して、せっかくだからクラブやボールの生産拠点がある自治体の返礼品をフィーチャーしてみた。ふるさと納税のポータルサイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクの宗形深さんから聞いたデータよると、返礼品をクラブやボールに限定すると、ふるさと納税寄付額でもっとも多いのは3.3〜4万円、次が30万前後、11万、15万円と続いており、クラブに関しては寄付額が昨年から1.7倍も伸びているそうだ。

そもそもふるさと納税とは?復習したいときはこちら

返礼品にはお馴染みのブランドのクラブやボールもある

さっそくクラブの生産現場がある自治体を見ていこう。まずは本間ゴルフの酒田工場を有する山形県酒田市だ。創業者のゆかりの地である酒田市の工場は1981年の操業以来、本間ゴルフの開発拠点、製造現場となっており、在籍する熟練の技をもつ “匠” の存在とともに広くゴルファーに知られている。そんな酒田市の返礼品には本間ゴルフのクラブがリストアップされている。もちろん本間ゴルフ酒田工場で生産されたものだ。

本間ゴルフ BERES BLACK ドライバー(1本)/寄付金額370,000円以上
(ロフト角とシャフトは次の中から選択可能 9.5/S 10.5/R・SR・S 11.5/R)

本間ゴルフ BERES BLACK ユーティリティ(1本)/寄付金額210,000円以上
(ロフト角とシャフトは次の中から選択可能 19/R・SR・S 22/R・SR・S 25/R・SR 28/R)
本間ゴルフ BERES BLACK ドライバー(酒田市)
本間ゴルフ BERES BLACK ユーティリティ(酒田市)
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本間ゴルフ BERES BLACK ドライバー(酒田市)
また先月登場した次世代のBERES 、NXも返礼品に加わっている。

宮崎県都城市には、XXIOやスリクソンのクラブを生産する工場がある。ヒューマンテストに裏づけられた開発や、卓越した技術と徹底した生産管理から生み出される高品質を支える拠点だ。都城市の担当者によると、土地柄、肉や焼酎が返礼品として人気だが、クラブに関する問い合わせもかなり多く、人気商品だと品薄になってしまうこともあるという。

XXIO 12 ドライバー_ZA-C702/寄付金額294,000円以上
(ゼクシオ MP1200 カーボンシャフト)

XXIO 12 ドライバー(都城市)

XXIO 12 ドライバー(都城市)

さきごろ発売されたスリクソンのニューモデルも、すでに返礼品としてリストアップされている。

“ゆるキャラ” プリントがついたゴルフボールの返礼品が多いことは先に述べたが、兵庫県丹波市にはスリクソンやXXIOのボールを生産する工場があり、国内のみならず海外にも輸出されている。丹波市によると、ボールへの寄付金額は、丹波市全体の返礼品の中でもかなり上位に位置しているそうだ。

スリクソンX3 WH(1ダース×3箱)/寄付金額50,000円以上

XXIOプレミアム PLT(1ダース×5箱)/寄付金額150,000円以上
XXIOプレミアム PLT(丹波市)
スリクソンX3 WH(丹波市)
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XXIOプレミアム PLT(丹波市)
限定返礼品として割安な旧モデルのボールが返礼品として登場することもある。

地クラブはゴルファー向けのその地ならではの名産品

ここまではクラブの返礼品として、大手メーカーの馴染みのあるブランドを取り上げてきた。一方で大手とは対極な位置にある地クラブメーカーは、地方の小規模なメーカーが手がけることが多く、まさに地元ならではの名産品と言っていい。ここで紹介するするエポンは、新潟県燕市の遠藤製作所が生産するクラブで、こだわりのあるゴルファーにファンが多い。燕市が返礼品として依頼したもので、フィッティングがセットされているものは、ゴルファーに燕市を訪ねてほしいという願いも込められている。

エポン パター MS-01 SV (マレットタイプ)/寄付金額248,000円以上

エポン ドライバー・エポンゴルフ新潟(燕市)直営店フィッティング&オーダー券/寄付金額444,000円以上
(エポンゴルフ新潟(燕市)直営店でのフィッティングとドライバーがセットとなった返礼品。ドライバーはAF-155、AF-155i、EF-01から選択が可能)
エポン パター MS-01 SV(燕市)
エポン ドライバー・エポンゴルフ新潟(燕市)直営店フィッティング&オーダー券(燕市)
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エポン パター MS-01 SV(燕市)
ここで紹介したのはまさにほんのひと握り。さまざま自治体がクラブやボールを返礼品としてリストアップしており、「ふるさとチョイス」にはゴルフクラブというカテゴリーで500点以上もの返礼品がスタンバイしている。制度の仕組みから、寄付をしてすぐに返礼品が届くわけではないので、今日購入して、すぐに使いたいという切羽詰まった欲求には応えられない。だが少し余裕をもって検討ができるなら、ふるさと納税でクラブを新調したり、ボールを調達するのは賢い入手法だ。

※返礼品、寄付金額などのデータは、12月19日現在の「ふるさとチョイス」のデータより

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