ロマン派ゴルフ作家語る
『LS ドライバー』の飛距離性能に驚きました。総重量を軽くして、飛ばすというのは、一つの流派みたいな感じで、各メーカーが市場投入していますが、その中でも、頭一つ出ている感じがしました。
ただ、見た目の本格的な部分が気になる、と感じたように、ドライバーとして球筋に敏感な特徴があるので、ボールが暴れてしまうゴルファーが使う場合には注意が必要です。
女子プロのように飛ばすドライバーとして、『LS ドライバー』は飛距離性能は裏切りませんが、女子プロと同じレベルとはいかずとも、ボールコントロールがある程度できるゴルファーでなければ、それをスコアアップに結びつけるのが難しいかもしれません。
軽いクラブに苦手意識がなく、ボールコントロールに自信があるヘッドスピード40m/sのゴルファーに、『LS ドライバー』はオススメです。
また、ヘッドスピードが速くないという自覚があるゴルファーで、女子プロのように飛ばしたい、という夢を見たいゴルファーにも、純粋な気持ちで『LS ドライバー』をオススメします。
コースで構えてみると、ドローな警報が頭の中で鳴らないので、1ホール目は普通に打ちました。ボールは、やや左に出て、ドローしました。2ホール目からは、ドローバイアスを消すように構えて打ったところ、軽いフェードになり、距離も出ました。微調整をしながら、ドローも狙って打ちました。
楽に打てるところが『LS ドライバー』の魅力です。気負って振り回すと、上手く機能しないと思われます。
『LS ドライバー』の飛距離性能で、もう一つ、凄いなぁ、と感じたのは、ほぼキャリーの距離だったことです。
低スピンで転がって稼ぐというタイプのドライバーではのです。
『LS ドライバー』は、ミスを助けてくれる意味ではやさしいドライバーで、飛距離も出ます。打音も打感も飛びそうな雰囲気を演出してくれます。ビビッと来たゴルファーは、打ってみるべき1本です。
試打クラブスペック
『LS ドライバー』
ヘッド素材 チタン（Ti-811Plus）
フェース素材 チタン（TP2）
ヘッド体積 460cc
ロフト 10.5度
ライ角 59.5度
フェース角 0度
シャフト SPEEDER NX FOR PRGR（S）
長さ 45.75インチ
