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意外と打てる?! 難しいはずのロングアイアンを勧める理由

text by Kazuhiro Koyama

配信日時:2018年9月28日 18時00分

未だに廃れないロングアイアンのラインナップ

タイトリスト『718』シリーズ。『AP1』以外に3番アイアンがある

タイトリスト『718』シリーズ。『AP1』以外に3番アイアンがある

ニーズはそれほど高くないだろうが、海外ブランドでは、今でも3番アイアンからラインナップされているアイアンが少なくない。前出のピンでは、フェアウェイウッドやハイブリッド、クロスオーバーなど、ロング・ミドルアイアンの代わりになるクラブを揃えているにもかかわらず、『i210』と『i500』に加え、『I BLADE』も3番からラインナップしている。

タイトリストでは、日本限定の『VG3』を除くと6種類のアイアンが発売されているが、『718 AP1』だけが4番アイアンからで、他のモデルは全て3番からのラインナップだ。テーラーメイドは、中上級者向けの『P700』シリーズ4機種が全て3番アイアンから。国内メーカーよりもロングアイアンを多く販売しているのは、海外の方がより力のある人が多いせいだろうか。

国内メーカーでは、ダンロップの『SRIXON Z785』アイアンが3番からだ。このモデルは、セット内にAWとSWも揃っていて、昔ながらのアイアン10本セットとして揃えることが出来る。セット内の流れを重視したいゴルファーにはありがたいモデルだ。セット内のウェッジは単品販売のモデルよりも、ソール幅が広くやさしくなっているのも嬉しい。

「ロングアイアンなどしばらく打っていない、打てそうもない」という人は多いだろう。でも、ユーティリティの成功率がもうひとつあがらない人もいるのではないだろうか。そんな人に、最新モデルのロングアイアンを勧めたい。かつてのロングアイアンと比べると、ずいぶんやさしく、ボールも上がりやすくなっていて、試してみる価値はあると思う。

普段からボールが上がらず、もっと高さが欲しい人は、やはりユーティリティのほうがいいだろう。さらに上げたいなら、ショートウッドが有効だ。飛距離が欲しい人にも、ウッド系のほうが優位性がある。ショットの成功率も高い傾向があるので、今後もユーティリティの人気は揺るがないだろう。

ロングアイアンを勧めたいのは、上達志向があるものの、なんとなく壁を感じているゴルファーだ。いいスイングに応えてくれるので、スイングが良くなる可能性が高い。集中力も増すので、よい刺激になるはずだ。

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