筒「518のようにチタンは入ってなさそう」
筒 「画像を見る限りでは、『ミズノプロ518』のように、チタンやタングステンは入ってなさそうですね。軟鉄鍛造オンリーのセミキャビティに見えます。デザインはシンプルだし、なにかヘッドに特殊な細工があるようには見えませんが…。さっきの武藤プロの手元の画像を見ると、スリットが入っていて、ポケキャビにも見えましたが…」
P編 「顔も手嶋プロが言うとおり、普通のツアーブレードと言ってもおかしくないよね。オフセットが少なくて、誰にとっても構えやすい感じ。でも、これ少しサイズが大きいのかな?写真の撮り方にもよるけど、ブレード長が『ミズノプロ518』よりも長く見えるよ?」
筆者 「はい。ボクもそこは実物を見て感じました。『518』より少しブレード長が長く感じます。シャープな感じはしつつも、サイズ自体は小さくはないです」
筒 「そう考えるのが妥当だと思いますよ。打感にうるさいプロが、【チタンじゃないものも作ってよ】と言い出した可能性も考えられますし…」
筆者 「う〜ん、でも契約フリーが気に入って使ってますしね…。今季から契約フリーのアン・ソンジュや木戸愛なんかは、アイアンだけ契約したようですが。二人とも『518』愛用者ですし、『518』にネガティブがあるとは考えづらいんだけどなぁ…」
P編「謎プロトは、いいとこ取り?」
P編 「一番気になるのは口々に【やさしい】と言ってるところだね。手嶋多一プロも武藤俊憲プロも【球が上がりやすくて、やさしい】から使っていると言っている。小鯛竜也プロは【低重心だから上がりすぎる】と言っていたね。
読み解くと、現行の武藤プロが使ってきた『518』より確実に上がってやさしくて、小鯛プロが使うマッスルバックの『118』より上がりすぎるくらい低重心だと。で、顔つきは『118』と変わらないと手嶋プロが言っている。まとめると、下のようにならないか?これ、全部のいいとこ取りだとしか考えられないんだけど…」
◆サイズ 『118』<『518』<『謎モデル』
◆顔つき 『118』=『謎モデル』
◆弾道高さ 『118』<『518』<『謎モデル』
◆スピン量 『518』<『謎モデル』
◆やさしさ 『118』<『518』<『謎モデル』
筒 「本当だ…。これ、絶対すべてのモデルのいいとこ取りでしょ!これ、何というモデルになるのか分かりませんけど、これから契約フリーのプロたちも飛びつくんじゃないですか?」
筆者 「う〜ん、そうそう都合のいいことってあるかなぁ…。だって、そんなにいいモデル出しちゃったら、『518』を購入した人が涙目になっちゃうじゃないですか!特に、アイアンなんてそうそう買い替えるものじゃないし…」
P編 「まぁ、そうだね。多分、この鉛が貼られた部分にモデル名が隠されていると思うんだけど、取っちゃえば良かったのに。長岡、何やってるんだよ!」
筆者 「いやいや、取っちゃダメって現場で言われてますから!」
P編&筒 「ゴルフ業界きってのテロリストが何を言ってるんだか…」
筆者 「お願いだから、人聞きの悪いこと言うのやめて……(泣)」
Text/Mikiro Nagaoka