待ちに待った「ボコッと段差」+「ナナメクラウン」がついに『金egg』に!
筆者は前作の『赤・金egg』のチャレンジ精神を高く評価していたし、ボコッと段差のついたクラウンを付けてまで、フェースを真円に近づけて反発を得ようとするエッジの立った開発姿勢にも好感を抱いていた。だから、ナナメクラウンを採用した初代『RS』が出てきたときから担当者に「次はボコッと段差クラウン+ナナメクラウンを出すんでしょ?『RED』でやらないの?」とカマをかけ続けてきたのだった。
そうして約1年強がすぎ、やっと登場してくれた。やはり、反発が上がって高初速を生んでしまう「ナナメクラウン+ボコッと段差クラウン」は、このモデルにしか採用出来ないということだ。反発制限を気にする必要がない高反発の『金egg』ドライバーである。
今作はこのパワーフランジと呼ばれるボコッと段差のおかげで、たわみをフェースに集中させるのが目的だという。(某社のロジックに似てきたなぁ…)ソールにもパワーグルーブを設け、こちらも段差を付けることでフェースのたわみに寄与するとか。これらの構造で高反発エリアが130%に拡大し、反発係数(COR)も0.86を達成しているという。
長さは45.75インチと46.75インチの2タイプ。HS43m/s以上の人は打っちゃダメ!
筆者はボコッと段差クラウン✕ナナメクラウンの効果のほどを確かめたかったのだが、ぶっ放すことができなかった。泣く泣くヘッドスピードを落としに落とし、まったく振らずに腕を落とすだけのスイング(HS38m/sくらい)をしてみた。
すると、「パキーン」と爆音を残してボールは240ヤード前後まで到達したと表示していた。さすが!最新技術を詰め込んだ高反発ドライバー。