プロギアさん、攻めすぎです……
8月8日に発表された、同社の新『egg』シリーズは「赤」と「金」を含めてなんと10機種。(一気にこんなに出されても紹介しきれない……)まずは、一番驚いたものから順次紹介していこうと思う。
ただ、このぶっ飛びアイアンのカテゴリーは、元々プロギアが『eggアイアン』で得意にしており、近年はヤマハにお株を奪われてしまった格好だ。この“定位置”を奪い返すべく、今回はプロギアの心意気をひしひしと感じることになった。
「170ヤード、何番で打ちますか」と問う同社。 新『赤eggPC』だと筆者はPW。あまりに馬鹿げた飛距離!!
プロギアは「170ヤード、何番で打ちますか?」と煽っていたのだが、筆者が打つとPWで170ヤードというあまりに馬鹿げた飛距離が表示され続けたからだ。(下の番手はどうすればいいの?)
商品名の『PC』はパワーキャビティの略だといい、ルール限界の高初速フェースを謳っている。また、パワーグルーブと呼ぶ溝でソールのたわみを飛びに利用するという。
ちなみに、PWのロフトは37度、長さ36.75インチと、ヤマハ『インプレスUD+2』より1度立っていて0.25インチ長い計算だ。筆者のエースアイアンで170ヤードは6番(ロフト27.5度)で軽めに打つか、7番(ロフト31.5度)でのフルショットに相当する。(筆者は思わず担当者に、「これ、『PD+3』という名前にすればいいんじゃないですか?」と言ったくらい。現実に3番手の飛距離差があるのだから…)
『赤eggアイアンPC』のPWに近いクラブスペックとなると、筆者の8番(ロフト35.5度、36インチ)になるのだろうが、正直、自分の8番で思い切り振っても155ヤードが限界だ。とにかく、『赤eggアイアンPC』の飛びはフェースの弾きの影響もあるのだろうと想像する。(ちなみに、7番アイアンだと216ヤードを記録。これが本当なら、UT要りませんね…)