アマチュアはグリップが減速するタイミングが遅すぎる!
女子プロの方が男子プロよりも手前なのは、飛ばないプレーヤーの方がしっかりタメてアンコック角度を付けたくなる傾向があるからです。そして、グリップが減速し始めてからインパクトまでの時間を見てください。アマチュアの平均が0.06秒に対して、プロの方が時間が長いですよね。この時間が取れるからこそ、左腕の回旋を戻す時間が間に合うとも言えます。
ただし、腕の戻し遅れに関しては、体の動きとかなり連動しています。よく雑誌などで言われる「振り遅れ」がありますが、左腕が上がってクラブが寝て垂れた状態になることが理由です。この状態になると、左腕の回旋も戻し遅れてしまうのです。ですから、実際に直す場合には体の動きも見た上で個別に最適な方法でレッスンしていくことになりますね」(宮川プロ)
筆者もテストしてみたが、見事アマチュア平均の17%だった……。そして、このクラブが寝ることに関しても自覚がある。「そりゃ、曲がるわなぁ」というのが本音だし、何とかこの減速ポイントをプロに近づけ、腕の戻し遅れも改善したいと切に思った。
「体重移動から直すべき人もいれば、スイング中のフェースを開く量を抑えた方がいい人もいます。そして、Aゾーンにいる人であれば、先程から言っていたように腕の戻し遅れを直すケースも。これらはゴルファー個々によって違うのですが、全て数字で問題点が明らかになっているので、お客さんと相談しながら納得の元にレッスンで改善します。
今回のお店はプレミアムサービスのため、通常よりは料金もかかってしまいます。(110分で21,000円)でも、その分改善効果も高いと思っていますので、ぜひ、ご利用いただければと思います。特に、上級者で伸び悩みを実感している人は【腕の戻し遅れ】が原因であることが予想されますし、その度合いをぜひ一度チェックしてみてはどうでしょうか」
■PRGR GINZA EX(プロギア・ギンザ・イーエックス)
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Text/Mikiro Nagaoka