ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ

コヤマカズヒロが選んだ、2016年の"大賞"アイアンは?

text by kazuhiro koyama

配信日時:2017年1月20日 14時00分

アスリート系"優秀賞"アイアンを選定!

 前置きが長くなってしまったが、二極化するアイアンに合わせて、【アスリート系部門】と【アベレージ系部門】で"優秀賞"を選定したい。

【アスリート系部門優秀賞】

ダンロップ『SRIXON Z965』
ダンロップ『SRIXON Z565』
マスダゴルフ『ファストマッスル』

 アスリート系のモデルは、なかなか差がつきにくい側面がある。中・上級者が好むオーソドックスな形状や打感を維持すると、大胆に性能を変えづらいのだ。その中で、スリクソンのアイアンが明確な個性があり好印象だった。
左から『SRIXON Z565』『SRIXON Z765』『SRIXON Z965』

左から『SRIXON Z565』『SRIXON Z765』『SRIXON Z965』

 マッスルバックの『SRIXON Z965』は、前作同様ヘッドが他のマッスルに比べると一回り大きく、見た目の安心感が大きい。打感は他の軟鉄鍛造と比べてもひときわ軟らかく、マッスルらしさとやさしさのバランスがいい。ある程度のヘッドスピードがある中級者以上なら、十分に使いこなせるだろう。

 ポケットキャビティの『SRIXON Z565』は、女子プロが多く使用するモデルで、打点のミスに強く、ボールも上がりやすいが、中上級者の求める感触の良さや操作性を備えている。フェースは強度の強いクロムバナジウム鋼を溶接しているが、一体成型のヘッドと遜色ない仕上がりの良さが楽しめる。
見るからにハードな印象のマスダゴルフ『ファストマッスル』だが、意外と打てる?

見るからにハードな印象のマスダゴルフ『ファストマッスル』だが、意外と打てる?

 もう一機種は、マスダゴルフ『ファストマッスル』を選んだ。マスダゴルフを主宰する名匠、増田雄二氏とはこれまで何度も取材し、懇意にさせていただいているので、その点は割引いていただきたいが、このアイアンの完成度は際立っていると思う。
 見た目は、硬派なマッスルバックアイアン。見ただけで"自分には無理"と感じる人も少なくないだろう。しかし打ったゴルファーはみな"意外にも打てる、当たる!"と口を揃え、なぜか芯で捉えやすいのだ。試打会などでも、レベルを問わないゴルファーがミート率の高さに驚き、国産軟鉄鍛造アイアンの良い感触を味わえたという。

 本来、芯が狭く、難しいはずのマッスルバック。それが多くの人に打てる仕上がりになっているのは、不思議なことだ。単なる物理的な機能面にとどまらず、道具としての扱いやすさを追求したモデルとして、印象深いアイアンだ。

読まれています

関連サイト