ロマン派ゴルフ作家語る
ボールコントロールに自信があって、スピン量が多いことで飛距離をロスしている自覚があるゴルファーに『TSR 4 ドライバー』をオススメします。このドライバーは、打ち手を選びます。誰でも打てるという印象は、欠片も持ちませんでした。
新しい『TSR ドライバー』の『TSR 2 ドライバー』と『TSR 3 ドライバー』は、やさしくて、打ちやすくなりましたが、『TSR 4 ドライバー』は、尖ったツアードライバーを貫いています。パワーと打ちこなせる技量が両方あるゴルファーなら、妥協がない『TSR 4 ドライバー』に狂喜乱舞するかもしれません。好きな人には、たまらない1本です。
残念ながら、ヘッドスピード40m/sの僕には『TSR 4 ドライバー』はオーバースペック気味で、機能を引き出すことができなかったと感じました。20年ぐらい前の自分なら、一生に一本の最高のドライバーに出逢ったと感じたかもしれません。
極めて個人的な感覚ですが、タイトリスト=上級者というイメージが、見栄を張らせて、舶来物好きを刺激させることが購買動機になるケースが、たくさんあるような気がしますが、そういう中でも『TSR 4 ドライバー』は、タイトリストの中のタイトリストなのだと感じました。『TSR 4 ドライバー』は、見栄や好奇心で手にするのは、やめておきましょう、と警告をしておきます。
ある意味で、ホンモノのツアードライバーが『TSR 4 ドライバー』なのです。
試打クラブスペック
ロフト角 10.0度
長さ 45.5インチ
ライ角 58.5度
シャフト TOUR AD DI(6S)