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カーボンウッドの【飛び】+【やさしさ】=『ステルス グローレ』。いや、それだけじゃない!

文・苔縄和裕 撮影・相田克己、山代厚男

配信日時:2022年10月13日 07時30分

日本のアベレージに“最強”カーボンウッド

アマチュアから男子プロまでゴルファーに大人気の『グローレ』シリーズに新モデルが誕生。過去最高レベルのやさしさに、大ヒットの【カーボンウッド】ステルスのテクノロジーが合体した『ステルス グローレ』だ。テーラーメイドの新作に大きな期待を抱く、日本ゴルフアカデミーを主宰する、伊丹大介プロがその性能をチェックした。

今年1月、テーラーメイドからドライバーの新時代を切り拓くカーボンウッド『ステルス』が登場。その飛びはアスリートを中心に、多くのゴルファーを魅了している。そのテクノロジーをやさしい『グローレ』に搭載したのが『ステルス グローレ』。より多くの人がカーボンウッドの飛びを体感できる、アベレージゴルファーにも待望のクラブだと言えるだろう。
カーボンフェースの重さはチタンフェースの約半分。フェースとボディの重量比は、チタンフェースが2:8なのに対し、カーボンフェースは1:9。軽くて硬いフェースが受け止めたパワーを、重いボディが後ろから押し込むのでエネルギーの伝達効率がアップ。フェースのどこに当たってもボール初速が上がる
フェース、クラウン、ソールに軽量のカーボンを使用。ヘッド重量約193gのうち、金属のチタンフレーム、アルミニウムリング、バックウェートの重さが150g以上と、約80%の重さをヘッドの周辺に配置することで大きな慣性モーメントを実現。また、ヒール側に設置されたドローバイアスウェートでつかまりもアップ
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カーボンフェースの重さはチタンフェースの約半分。フェースとボディの重量比は、チタンフェースが2:8なのに対し、カーボンフェースは1:9。軽くて硬いフェースが受け止めたパワーを、重いボディが後ろから押し込むのでエネルギーの伝達効率がアップ。フェースのどこに当たってもボール初速が上がる
一番の特長は、エネルギー効率を上げて飛距離を伸ばす「カーボンフェース」。フェースの広い範囲で初速を上げて、チタンフェースでは成しえない飛びと方向安定性を可能にする。また、『シム グローレ』で採用されていた「マルチマテリアル構造」が、やさしさを促進させた。

カーボン、チタン、アルミニウムなど、さまざまな素材を最適な場所に配置することで最大級の慣性モーメントを実現。「グローレ」ならではの、つかまりのいい高弾道を安定して打つことができる。さらに、インパクトの打球音も日本人好みに調整。まさに“日本市場向けに開発された最強のカーボンウッド”だ。

【ドライバー】弾道計測で分かった、高初速・高弾道

【シム グローレ】はHS37m/sだと最適弾道で飛ばせるが、HS40m/sを超えるとスピン量と左に曲がる度合いが増加。吹け上がりに加え、思い切り振り切れないぶん飛距離ロスが発生。【ステルス グローレ】はHSが上がってもスピン量が増え過ぎず、HS37m/sで約5y、HS40m/sで約9y、HS43m/sで約15y『シムグローレ』を上回る。数字の内訳は❶トータル飛距離 ❷ボール初速 ❸スピン量 ❹弾道の高さ

【シム グローレ】はHS37m/sだと最適弾道で飛ばせるが、HS40m/sを超えるとスピン量と左に曲がる度合いが増加。吹け上がりに加え、思い切り振り切れないぶん飛距離ロスが発生。【ステルス グローレ】はHSが上がってもスピン量が増え過ぎず、HS37m/sで約5y、HS40m/sで約9y、HS43m/sで約15y『シムグローレ』を上回る。数字の内訳は❶トータル飛距離 ❷ボール初速 ❸スピン量 ❹弾道の高さ

『ステルス グローレ』の飛びとやさしさを検証すべく、前作『シム グローレ』と比較して伊丹プロが3つのヘッドスピード(以下、HS)でトラックマンによる弾道計測を実施。その結果、すべてのHSで飛距離と方向性が前作を上回る結果に。弾道の強さに驚いた伊丹プロは「グローレのやさしさはそのままに、風に負けない球がグングン伸びていく」という。

「『ステルス グローレ』と『シム グローレ』の違いは打感と球の強さ。『シム グローレ』はチタンフェースならではのシャープな弾きでボールが軽快に飛び出していくのに対し、『ステルス グローレ』はカーボンフェースに一度グッとボールが乗ってから力強く押し出す感覚があって、明らかに強い球が打てます」
打感や打球音、構えやすさも進化!

打感や打球音、構えやすさも進化!

球筋はどちらもつかまりのいい高弾道ですが、『シム グローレ』はHSが遅くてもラクにキャリーを伸ばせる、スピンの効いた高弾道ドロー。対する『ステルス グローレ』は適正スピンのまま前へ前へと伸びるストレート〜ドローで、ヘッドスピードが遅くても最適な弾道で飛ばせますし、HSが上がっても吹け上がったり、左に行き過ぎることがありません。

また、ボールがフェースに乗る感覚があるのに初速が約1m/s上がり、打点がズレてもヘッドがブレずに真っすぐボールを押してくれるので、方向安定性も抜群。ゴルフを始めたばかりの初心者から、HSの速いアスリートまで、幅広いゴルファーが確実に飛距離を伸ばせるクラブです」(伊丹)

【FW・レスキュー】上がりやすさ&直進性でロングの2打目が超簡単!

 フェアウェイウッドもレスキューも、リーディングエッジを地面に近づけること で、構えやすくなる上、球を拾いやすい!

フェアウェイウッドもレスキューも、リーディングエッジを地面に近づけること で、構えやすくなる上、球を拾いやすい!

ドライバーの他も見てみよう。超低重心設計で上がりやすさを追求した『ステルス グローレ』 のフェアウェイウッドとレスキュー(UT)。どちらもツイストフェースと貫通型スピードポケットを搭載し、左右の打点のズレやフェース下部への当たりでも、直進性の高い高弾道ボールを打てるのが特長だ。

何しろ、フェアウェイウッドとレスキューも「マルチマテリアル構造」。異素材をふんだんに使って球の上がりやすさを追求した設計で、「3Wが苦手なアベレージゴルファーでも簡単に高弾道ボールが打てる」と伊丹プロは言う。
『ステルス グローレ フェアウェイウッド』は驚異の重心角39°と深重心で上がってつかまる!『ステルス グローレ レスキュー』も超低重心!悪ライでも拾ってくれる

『ステルス グローレ フェアウェイウッド』は驚異の重心角39°と深重心で上がってつかまる!『ステルス グローレ レスキュー』も超低重心!悪ライでも拾ってくれる

「共通するのはソールの座りのよさで、構えたときにリーディングエッジがピタッと地面に着くので、確実にボールを拾える安心感があります。実際の弾道も、3Wはロフト15度とは思えないほど打ち出しが高く、ドライバーのHS40前後の人が安定してキャリーを出せます。いつもは3Wをティショットでしか使わない人でも、パー5の2打目で迷わず手にすることができます。

『ステルス グローレ レスキュー』も、スクエアに構えやすくて直進性の高さが抜群ですねトップ気味の当たりでも球が上がるので、ベアグラウンドやフェアウェイバンカーなど、どんなライからでもピンをダイレクトに狙えます。どちらも、バッグに入れれば距離のある2打目で武器になること間違いなしのお助けクラブです」(伊丹)

【アイアン】7Iで空から狙えるのも複合構造の魅力!

『ステルス グローレ アイアン』は、7Iロフトが27°の飛び系だが、マルチマテリアル構造で上がる!

『ステルス グローレ アイアン』は、7Iロフトが27°の飛び系だが、マルチマテリアル構造で上がる!

最後に見逃せないのがアイアンだ。これまでも人気だった、アベレージゴルファーがやさしく飛ばせる「グローレ」アイアンが、マルチマテリアル構造でさらに進化。『ステルス グローレ』アイアンなら、「真っすぐ遠くに飛ぶだけではなく、7番アイアンでも高弾道ボールでグリーンに止めることができる」と、伊丹プロは驚く。

何しろウッドのように、中空ヘッドの中に最新テクノロジーが詰め込まれている。タングステンウェートによる低・深重心化と、ウェートをトゥの下側に置く画期的な構造で、抜群の方向性と球の上がりやすさを実現した。しかし、単にやさしく飛ばせるだけのクラブではなく、安定してグリーンを狙えるクラブに仕上がっているという。
前作との比較でも、地面への落下角度が大きくなった!

前作との比較でも、地面への落下角度が大きくなった!

「通常、中空アイアンは弾きが強いイメージがありますが、『ステルス グローレ』アイアンは初速が速いのにボールがフェースに食いつく感覚があります。球筋は適正なスピンがかかった高弾道ストレートボール。飛距離が出るのにイメージよりも飛び過ぎることがなく、スイートエリアの広さと相まって正確に狙った距離が打てます。

また、ラクに球が上がるので7番でピンをデッドに狙うことも可能。アイアンにやさしさを求める初・中級者から、安定したプレーでスコアメイクをしたいセミアスリートまでマルチに使える高機能アイアンです」(伊丹)

取材協力・グレンオークスカントリークラブ
アコーディア・ガーデン柏

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