ロマン派ゴルフ作家語る
打音の大きさもあって、打ったその場で、飛んだという実感があります。自然に打つと、フェードするドライバーは、スピン量が多くなる傾向があり、結果として美しい球筋になりますが、飛距離が出ないものです。『B-Limited 415 ドライバー』で出るフェードは、美しさよりも「強さ」を感じさせる伸び上がらないボールです。
今年の秋の新製品のドライバーを打つたびに、飛距離性能が凄い、と騒いでいるので、飛ぶ飛ぶ詐欺か? と思われるかもしれませんが、『B-Limited 415 ドライバー』も、本当に飛びます。ただ、他の新しいドライバーは、不思議と飛ぶという感じだったのですが、このドライバーだけは、低スピンを始めとする飛ばすためのスペックが整って、見覚えのある強い弾道で飛距離を出すという納得がありました。
『B-Limited 415 ドライバー』は、40m/sがギリギリ感がありますが、非力なゴルファーでも十分に使えます。芯に難なく当てることが出来る自信があるゴルファーに、『B-Limited 415 ドライバー』はオススメです。
残念ながら、ドライバーで弾道コントロールをするテクニックが低いゴルファーには、『B-Limited 415 ドライバー』は、単純に、ボールが右にも左に行ってしまう超難関ドライバーなってしまうので、オススメできません。
僕は昔、小型のヘッドが好きだったので、けっこう多くの小型ヘッドドライバーを試打してきました。狙い通りの場所にボールを運ぶために優れているドライバーは、何本かありました。小型ヘッドは、コントロール優先でOKという余裕がないと使えないと考えて来ました。『B-Limited 415 ドライバー』は、それだけではなく、激しく飛びます。
2022年までゴルフを続けていた意味は、諦めていた常識が変わる瞬間に立ち会うためだったのだと、『B-Limited 415 ドライバー』の試打をしながら、何度も考えてしまいました。
正統派という言葉を使うのが、ゴルフクラブについて、とてもむずかしい時代になりました。プロが求めるクラブが多様化したせいです。幼い頃からゴルフをする中で、むずかしいクラブを打ち熟す時期があったプロと、やさしいクラブを使って、突破するようにプロ並みのスコアが出るようになったプロでは、信頼するクラブの基本的な考え方が違うからです。
『B-Limited 415 ドライバー』は、むずかしいクラブを打ち熟したいゴルファーのための1本です。そして、強いて、オールドゴルファーの一人として、本格的なドライバーとしての完成度の高さを讃えたいと思います。
『B-Limited 415 ドライバー』でなければ、ダメだというゴルファーは、一部のプロだけでなく、巷にも確実に存在します。彼らに、このドライバーを打つ機会があることを願ってやまないのです。
試打クラブスペック
ヘッド素材 Ti811チタン合金、チタンウェイト、タングステンウェイト
フェース素材 6AL-4Vチタン合金
ヘッド体積 415cc
ロフト角 9.0度
ライ角 57度
シャフト Diamana GT(S)