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直足BOAラップから生まれたアディダス『コードカオス 22 BOA』の凄み

初代は “必然変異。”、今回は “秩序破壊。” インパクトのあるキャッチコピーそのままに、『コードカオス』が発表する革新的なゴルフシューズ。そこでBOAフィットシステムが果たす役割は大きい。

配信日時:2022年9月7日 10時00分

先ごろ行われたAIG女子オープン。“全英” 2勝目を目指した渋野日向子が優勝争いを繰り広げ、1打及ばずの単独3位に入った。2019年を思い起こすような健闘ぶりに、そして試合後のインタビューでの悔し涙に、心を動かされたゴルファーも多かったはずだ。そんな渋野の攻めのゴルフとともに、ゴルファーをザワつかせたのが彼女の足元だった。
渋野がはく『コードカオス 22 BOA』のインパクトのあるルックスにも目を奪われた

渋野がはく『コードカオス 22 BOA』のインパクトのあるルックスにも目を奪われた

大きくせり出したソール、ジッパーがついたアッパーが印象的だったこのシューズこそ、アディダスの『コードカオス 22 BOA』だ。彼女がスパイクレスのBOAモデルを、試合ではくのは初めてということもあって注目を集めた。
アディダス 『コードカオス 22 BOA』 オープン価格

アディダス 『コードカオス 22 BOA』 オープン価格

「はいた瞬間から、その軽さと柔らかさが気に入りました。長時間、長距離を毎週歩くプロゴルファーにとっては、足が疲れにくいのは強い味方となってくれると思います」と、渋野はこのシューズをはいた感想を語っている。だがその実力を評価したのは彼女だけではなかった。第3者機関の調べによると、8月10日の一般発売以来、この『コードカオス 22 BOA』は1週間単位で史上もっとも売れたゴルフシューズとなり、発売週とその翌週で、国内で販売されたゴルフシューズの半分以上がこのシューズだったという。

進化した『コードカオス』の性能を支えているBOA

初代『コードカオス』が登場したのは2020年。それまで、クリート付きが8割、スパイクレスが2割と言われたゴルフシューズが、クリート付きが4割、スパイクレスが6割とシェアが逆転したほど、エポックメイキングで衝撃的なゴルフシューズだった。そんな『コードカオス』が、はじめてのフルモデルチェンジを行い、発表されたのが、この『コードカオス 22 BOA』だ。ゴルフシーンを席巻した初代、2代目のアドバンテージを継承しながら、グリップ力、安定性、快適性など、すべてがアップグレードし、パワフルに進化している。

グリップ力を支えるスパイクレスアウトソール「ツイストグリップ」は、独特なフォルムからもわかるように、その面積がツマ先、カカトまで伸びたことで、芝の質を問わず、あらゆるライに対応する。さらに外足部までせり出させたことで、足のロールに合わせて、スイングのフィニッシュまで、しっかりと地面をつかみ続けてくれる。結果、初代と比べてグリップ力は40%アップし、早く、強く振れる安心感をもたらしてくれる。
スパイクレスの常識をくつがえすアウトソール

スパイクレスの常識をくつがえすアウトソール

ミッドソールの「BOOST」は前作と同じ素材で、ツマ先からカカトまでのフルレングスとなっている。だが「BOOST」とそれを包み込む「コントロールラップ」の形状は変わった。歩行をサポートする部分はソフトで潰れやすくクッション性が向上。一方、スイング時に圧がかかる部分は潰れにくく、反発力と安定性を高めている。ラウンド中もっとも時間を費やす、立っているとき、歩くときはふわっふわなのに、スイングするときには横ブレやねじれに強い安定感を生み出す。ゴルフシューズに求められる相反する機能が、より高いレベルで両立している。

こうした『コードカオス 22 BOA』の圧倒的な高性能を支えているのは、実は、このシューズならではの ‟直足BOAラップ“ と呼ばれる独特なBOAフィットシステムの存在。優れたフィット感が、シューズのパフォーマンスを最大限に引き出しているのだ。

レースが見えない “直足” ならではのホールド感

今回シューズをインプレッションしてくれたのは、東京・代官山の「プレミアム ゴルフ スタジオ」を拠点に、プロはもちろんアマチュアからも絶大な支持を集めるカリスマフィッターの吉田智さん。クラブに限らず、ギア全体にわたり造詣が深く、『コードカオス』も初代から『コードカオス 22 BOA』まではきこんできた。
『コードカオス 22 BOA』は締めた瞬間から違いがわかると話す吉田さん

『コードカオス 22 BOA』は締めた瞬間から違いがわかると話す吉田さん

そんな吉田さんははじめて『コードカオス 22 BOA』をはいたときの感想をこう語る。
「最初に足を入れて締めるところからはじまるじゃないですか。その段階で、すでに自分の足への密着感がまったく違うんです。“直足BOAラップ“ というネーミングに偽りなし。いきなりガッとホールドされる感覚がありましたね」


『コードカオス 22 BOA』を見ると、おなじみのダイヤルはあるものの、アッパー表面には足を締める、細いレースがほとんど露出していない。それはアッパーの内側にBOAフィットシステムを配したため。その結果、従来はシューズ(アッパーの外側)を締めていたものが、まさに直に足を締めるカタチとなり、これまでにはない足への密着感を味わえるのだ。

BOAフィットシステムのテクノロジーを詳しく知りたい方はこちら

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