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話題の『VANQUISH』を“発売前”に全スペック試打!? 三菱ケミカルのフィッティングイベントがすごかった!

気になる新製品を試打するなら、ショップや練習場などで不定期に開催されるイベントに参加するのがおすすめだ。例えば、三菱ケミカルが茨城県のPGA TOUR SUPER STOREで開催したフィッティングイベントでは、話題の新シャフト『VANQUISH(ヴァンキッシュ)』を発売前に全スペック試打することができた。今回はこのフィッティングイベントに潜入し、その魅力に迫った。 <br><br> 写真、文/田辺直喜

配信日時:2022年8月4日 18時00分

7月9日、10日のイベントでは、フィッティングを受けながら『VANQUISH』の試打が可能だった
7月9日、10日のイベントでは、フィッティングを受けながら『VANQUISH』の試打が可能だった

ツアーで話題の『VANQUISH』が発売前に思う存分、試打できる

三菱ケミカルは、7月9日(土)・10日(日)の2日間、茨城県のPGA TOUR SUPER STOREつくば学園通り店にて、新ブランド『VANQUISH(ヴァンキッシュ)』のフィッティングイベントを開催した。7月15日(金)の発売に先立ち、4のR2から5のTXまで、さまざまなスペックが試打できるとあって、多くのギア好きゴルファーたちが店舗を訪れた。

今回、イベントの目玉となった『VANQUISH』は、三菱ケミカルが技術を結集して生み出した全く新しいタイプのシャフトだ。“超精密軽量シャフト”と形容されるように、重量が40〜50グラム台のモデルがラインナップされ、フレックスもR2からTXまで幅広く用意されている。
Diamanaブランドなど、アスリート向けのイメージが強い三菱ケミカルだが、『VANQUISH』は超精密軽量シャフトという今までになかったブランドに仕上がっている

Diamanaブランドなど、アスリート向けのイメージが強い三菱ケミカルだが、『VANQUISH』は超精密軽量シャフトという今までになかったブランドに仕上がっている

正式発表される前から、片山晋呉や藤田寛之といった賞金王を経験したベテランプレーヤーがツアーで実戦投入したこともあって、ゴルフ界では大きな話題となっていた。しかも、DiamanaやTENSEIといったPGAツアーでも高い人気を誇るブランドを数多く持つ三菱ケミカルが、全く新しいブランドとして発表したのだから、その性能や振り心地が気になったゴルファーも少なくないだろう。

ただ打つだけでなくフィッティングが受けられる

熟練のフィッターが、参加者のスイングを見ながら、最適なスペックを見つけてくれることも今回のイベントのキモだった

熟練のフィッターが、参加者のスイングを見ながら、最適なスペックを見つけてくれることも今回のイベントのキモだった

今回のイベントは、ただの試打会ではなく、フィッティングイベントだったことがポイントだ。専用の打席には、熟練のフィッターが常駐し、クラブの悩みや希望を聞いてもらいながら、『VANQUISH』の試すことができたのだ。通常、こういったイベントでは15〜20分で1枠とされることが多いが、本イベントでは1枠1時間。気になる新製品を試すだけでなく、しっかりフィッティングを受けることができたのは、参加者にとって大きなメリットだったことだろう。

実際、イベントに参加した人の声を紹介しよう。

1人目はHC13の倉嶋幸男さん。YouTubeなどで『VANQUISH』が紹介されているのを見てずっと気になっており、今回のフィッティングイベントの存在を知った時は、すぐに予約したという。
気持ちよく『VANQUISH』の装着されたドライバーを振り切る倉嶋さん

気持ちよく『VANQUISH』の装着されたドライバーを振り切る倉嶋さん

「片山プロや藤田プロが使っていて、飛ぶという評判を聞いていたので、『VANQUISH』を打ってみたいと思っていました。試打してみると、スピンが入りすぎないので、すごくちょうど良く感じましたね。あとは先中調子なのに全然引っかからないのもすごい。何球か打っていて、ミスをしてもターゲットから5〜10ヤードほどのエリアに収まっていました。今、使っているシャフトより『VANQUISH』の方が力強く走ってくれて、ちょうどいい曲がり幅のドローが打てる印象です」

そんな倉嶋さんにピッタリフィットしたのが、『VANQUISH』の“4TX”だった。
普段は5Sシャフトを使っている倉嶋さんだが、今回のフィッティングでは4TXが最も結果が良かった

普段は5Sシャフトを使っている倉嶋さんだが、今回のフィッティングでは4TXが最も結果が良かった

「実は40グラム台という軽いシャフトがあったことも、『VANQUISH』を試打したいと思った理由なんです。フレックスのバリエーションも多くてすごいですよね。“4TX”というスペックは意外でしたが、確かに曲がりも抑えられていましたし、すごく使い勝手がよく感じました

次に、話を聞いたのは長澤康裕さん。4年ほど前に購入して以降、ドライバーをずっと替えていなかったため、ちょっとでも飛距離が伸びるものを探していたという。
『VANQUISH』をテストしながら思わず「気持ちいい!」と声を上げていた長澤さん

『VANQUISH』をテストしながら思わず「気持ちいい!」と声を上げていた長澤さん

「店舗のスタッフさんに、“新しいシャフトが出るから、イベントで試打してみてくださいよ”って言われて予約しました。たしかにスイングしていて、ヘッドの走る感じが気持ちいですね。フィッターさんが勧めてくれたRフレックスが特に気持ちよかったですね。爽快なヘッドの走りがあって、楽に振っても今までより少し飛んでいる印象でした。クラブに頼って飛ばすってこういうことかと思いましたね」
5Rが最もしなり戻りによるヘッドの走りを感じられたと長嶋さん

5Rが最もしなり戻りによるヘッドの走りを感じられたと長嶋さん

長澤さんの場合、ドライバーだけでなく、FWにも『VANQUISH』を装着したいと思うほど、爽快な振り心地が気に入ったようだ。
今回のイベントでは『VANQUISH』の他にも、『TENSEI PRO ORANGE 1K』や『DiamanaGT』といった三菱ケミカル製品も用意されていた

今回のイベントでは『VANQUISH』の他にも、『TENSEI PRO ORANGE 1K』や『DiamanaGT』といった三菱ケミカル製品も用意されていた

3球打てば、その人のスイング特性に合ったシャフトがスペックまで指定した上でレコメンドされる

3球打てば、その人のスイング特性に合ったシャフトがスペックまで指定した上でレコメンドされる

「ゼビオグループの店舗では、『Victoria GOLF フィッティングアプリ』という独自のフィッティングシステムを導入しています(一部店舗除く)。たった3球打つだけで軌道や入射角といったスイング特性を計測することができ、それを踏まえて相性のいいヘッドやシャフトが推奨されます確実に自分にフィットしたクラブを見つけることができるでしょう

特別な製品を試打できるイベントも面白いが、ショップで日常的に受けられるフィッティングもかなりの進化を遂げているようだ。もし今、気になっているクラブやシャフトがあるなら、今回のようなイベントやショップに足を運んでみよう。

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