ロマン派ゴルフ作家語る
SDは、ストレートドライブの略だということですが、ややドローセッティングで、非力なゴルファーを助けるドライバーとして機能します。今回試打したロフト9.5度、シャフトTENSEI BS Black 40(S)というスペックは、純正の想定の中では最もハードになりますが、僕がギリギリな感じでした。もっと飛ばない人用の飛ばすためのスペックが標準で用意されています。
ボールが上がらずに悩んでいるゴルファーに『B3 SD ドライバー』をオススメします。高弾道でビックリするほど飛ぶ経験が出来ます。
実は、コース試打する前に、練習場で少し打つ機会がありました。そのときには、強い印象がありませんでした。でも、コースで打ってビックリしました。今年打ったドライバーの中でトップ争いが出来るドライバーだったのです。練習場のワンピースやツーピースボールでは、機能を発揮できないのです。『B3 SD ドライバー』は、コースボールを打ってこそ、機能するのです。飛距離は25ヤードぐらい変わります。
久しぶりに、ブリヂストンスポーツのドライバーで使ってみたいと思える1本が出てきました。ヘッドスピード40m/s以下のゴルファーは、何も考えずに打ってみるべきです。
注意すべき点は、ヘッドに厚みがあり、ストレートに作られていることです。構えると、フェースの高さはありますし、クラウンも高さがあります。これだけで無意識に難しいと感じる人もいるかもしれません。諦めないで欲しいところです。
カーボンコンポジットのボディとカップフェースのチタンの融合。他に類を見ない重量配分。専用シャフトのチューニング。異次元の結果は、様々なテクノロジーが絶妙に絡み合った結果だと思います。
『B3 SD ドライバー』は、軽量化して飛ばすテクノロジーです。こういうケースであるある話なのが、飛ぶけど、暴れる、というパターンです。実際に、そういう傾向が試打ラウンドでもありましたが、破天荒だからこそ見える世界があるのも事実です。
ある意味で、振り切って、尖った世界を『B3 SD ドライバー』は見せてくれるのです。
試打クラブスペック
ヘッド素材 :CFRP+タングステンウェイト
フェース素材:64L-4Vチタン合金
ヘッド体積 :460cc
ロフト :9.5度(10.5度がメイン)
ライ角 :59度
シャフト :TENSEI BS Black 40(S)
長さ :45.75インチ