ロマン派ゴルフ作家語る
ツアープロだけに供給されていたパターが『PLD ミルド パター』です。『PLD ミルド パター プライム タイン 4』を打ちながら、久しぶりに“ツアープロは、こんなパターを使っていてズルいじゃん”と、苦笑いを何度もしました。
『PLD ミルド パター プライム タイン 4』は、強烈な完成度です。100点満点しかないはずなのに、150点取れたみたいな感覚です。
とにかく、何の不満もありませんでした。自分の手の延長のように打てるパターです。
プロが使って得をしているパターを使いたくて、削り出しのパターも好きなゴルファーに『PLD ミルド パター プライム タイン 4』はオススメします。
『PLD ミルド パター プライム タイン 4』は、アドレスをすると一発で使いやすいか、苦労するか、いずれかがわかります。ヘッドの小ささがポイントです。これが、打ちづらいとか、当たらない感じがするとか、思った場合は、要注意です。
僕の場合は、ヘッドの小ささがボールを大きく見せて、芯に当たりやすく集中力が増しましたが、逆の場合は、無理に合わせるのは、あまりオススメできません。パターというのは、感性と合致して機能がフルに発揮されるものですから、嫌な感じは、結局は拭えないことが多いのです。
『PLD ミルド パター プライム タイン 4』は、ヘッドが動かしやすいパターです。真っ直ぐ引きやすいことが、結果として、ヘッドを動かすテンポを良くしてくれる効果がありました。
個人的に、『PLD ミルド パター プライム タイン 4』は、かなり気に入りました。問題があるとすると値段です。\66,000(税込み)が本体価格なのです。削り出しのパターとしては、特別高いわけではありませんが、一般的には高額なパターです。(実売価格は5万円台)
とはいえ、パターより使用頻度が低いドライバーには、このくらいの金額は使いますので、コストパフォーマンスは悪くないとも考えられます。
そして、高額だと意識するのと同時に、この金額のパターが、入らないわけはない、と信じ込めるのです。高いけど、例えば、2万円のパターの3倍入るパターであれば……
『PLD ミルド パター プライム タイン 4』は、魔法の杖になる可能性がある1本です。
試打クラブスペック
ヘッド素材:303ステンレススチール
ロフト :3度
ライ角 :70度
長さ :34インチ