ロマン派ゴルフ作家語る
甲乙つけがたい2本です。とはいえ、『ROGUE ST』シリーズには、他にももっとやさしいフェアウェイウッドのラインアップもありますので、この二択で悩むゴルファーは少数だと思います。
『ROGUE ST LS FW』は、ヘッドスピードが速くて、テクニックが活かされるスプーンを探していたゴルファーにオススメです。また、ミニドライバーとして、ティーアップして使うクラブとして長いパー3や、狭いホールで使うスプーンとしても『ROGUE ST LS FW』はオススメです。
『ROGUE ST MAX FW』は、やさしすぎず、むずかしすぎない、ちょうど良いスプーンを探しているゴルファーにオススメです。ボールが止められるフェアウェイウッドが欲しいというゴルファーにもオススメできます。
どちらも、色々な意味で最先端でありながら、昔のクラブのように、ボールを曲げるというコントロール性能も優れています。持ち球で曲げて打ったほうが、安心できるゴルファーには、使いやすいフェアウェイウッドが市場にないと嘆いていたかもしれませんが、この2本は、その穴を埋めてくれる可能性があります。
今回の試打で、ラウンド中に、時々、懐かしさを感じました。『ROGUE ST LS FW』のフェースのスコアラインのシンプルさは、昔のクラブのようで、特に面白かったです。
『ROGUE ST MAX FW』と『ROGUE ST LS FW』を打って、思い知らされたのは、フェアウェイウッドというのは、巡り合わせのクラブだなぁ、ということです。使い手との相性が、そのクラブの性能を引き出せるかどうかのファクターになるからです。相性は、理屈では語れませんし、実際にコースで打ってみなければわかりません。
『ROGUE MAX FW』と『ROGUE ST LS FW』が運命のクラブだというゴルファーには、チャンスを逃さないで欲しいと願うばかりです。
試打クラブスペック
ヘッド素材 :17-4 ステンレススチール+カーボン+タングステン+スピードカートリッジ
フェース素材:マレージング鋼(C300)
ヘッド体積 :174cc
ロフト :15度
ライ角 :58度
シャフト :VENTUS 5 for Callaway(S)
長さ :43インチ
『ROGUE ST LS FW』
ヘッド素材 :17-4 ステンレススチール+カーボン+タングステン+スピードカートリッジ+ソールウェイト
フェース素材:マレージング鋼(C300)
ヘッド体積 :180cc
ロフト :15度
ライ角 :58.5度
シャフト :TENSEI 55 for Callaway(S)
長さ :43インチ