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シン貧打爆裂レポート『ROGUE ST MAX FW』『ROGUE ST LS FW』

貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。

配信日時:2022年5月5日 17時00分

ロマン派ゴルフ作家語る

『ROGUE ST LS FW』と『ROGUE ST MAX FW』は、似ているようで、全く違うフェアウェイウッドです。厳しいけれど、他にはないスプーンとして『ROGUE ST LS FW』には魅力がありますし、『ROGUE ST MAX FW』は、ヘッドも大きく見える工夫もあり、少し扱いやすいところが魅力です。

甲乙つけがたい2本です。とはいえ、『ROGUE ST』シリーズには、他にももっとやさしいフェアウェイウッドのラインアップもありますので、この二択で悩むゴルファーは少数だと思います。

『ROGUE ST LS FW』は、ヘッドスピードが速くて、テクニックが活かされるスプーンを探していたゴルファーにオススメです。また、ミニドライバーとして、ティーアップして使うクラブとして長いパー3や、狭いホールで使うスプーンとしても『ROGUE ST LS FW』はオススメです。

『ROGUE ST MAX FW』は、やさしすぎず、むずかしすぎない、ちょうど良いスプーンを探しているゴルファーにオススメです。ボールが止められるフェアウェイウッドが欲しいというゴルファーにもオススメできます。

どちらも、色々な意味で最先端でありながら、昔のクラブのように、ボールを曲げるというコントロール性能も優れています。持ち球で曲げて打ったほうが、安心できるゴルファーには、使いやすいフェアウェイウッドが市場にないと嘆いていたかもしれませんが、この2本は、その穴を埋めてくれる可能性があります。

今回の試打で、ラウンド中に、時々、懐かしさを感じました。『ROGUE ST LS FW』のフェースのスコアラインのシンプルさは、昔のクラブのようで、特に面白かったです。

『ROGUE ST MAX FW』と『ROGUE ST LS FW』を打って、思い知らされたのは、フェアウェイウッドというのは、巡り合わせのクラブだなぁ、ということです。使い手との相性が、そのクラブの性能を引き出せるかどうかのファクターになるからです。相性は、理屈では語れませんし、実際にコースで打ってみなければわかりません。

『ROGUE MAX FW』と『ROGUE ST LS FW』が運命のクラブだというゴルファーには、チャンスを逃さないで欲しいと願うばかりです。

試打クラブスペック

『ROGUE ST MAX FW』

ヘッド素材 :17-4 ステンレススチール+カーボン+タングステン+スピードカートリッジ
フェース素材:マレージング鋼(C300)
ヘッド体積 :174cc
ロフト   :15度
ライ角   :58度
シャフト  :VENTUS 5 for Callaway(S)
長さ    :43インチ


『ROGUE ST LS FW』

ヘッド素材 :17-4 ステンレススチール+カーボン+タングステン+スピードカートリッジ+ソールウェイト
フェース素材:マレージング鋼(C300)
ヘッド体積 :180cc
ロフト   :15度
ライ角   :58.5度
シャフト  :TENSEI 55 for Callaway(S)
長さ    :43インチ

【著者紹介】篠原嗣典

ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員

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