【ドライバー】 カッコ良さと初速で『TW757D』を選択
「新しい『TW757』シリーズは、ソールの溝にカーボンスロットという補強がされていますけど、すごく初速が出て弾く印象です。私は昔から小ぶりで引き締まったタイプのヘッドが好きだったんですが、それに該当する『TW757S』よりも、大きめな『TW757D』が好印象でした。
1m/sいかないくらいですが、ボール初速がアップしていて、距離に換算すると最大で7ヤードくらい伸びた感じですかね? スピン量も少なくて、少し打ち出しが高めでランも出る棒球が出やすい感じですね」(成田)
【FW&UT】 テストし即投入の5W、左に行かないUT
「珍しく、テストしてすぐ『TW757』の5Wを入れましたね。球を拾いやすくて、形状も私好みというか、後ろの丸さとサイズ感がピッタリでイメージが出しやすいですし、イメージ通りの弾道がすぐに打てましたから。バッグの中でもすごく気に入っているのが5WとUTなんですよ。
私の場合、ウッド型UTは左にミスしやすいんですが、『TW757』UTはそれが出づらい。スピンと打ち出しのバランスもよくて、直線的に狙えるというか、ライン出ししやすいですね。6Uのロフトの多い番手でも形状が綺麗ですごく武器になってます」
と、5W・3U・5U・6Uといった構成は完全に武器になっていると言う。
【アイアン】 カッコ良くミスに強い『TW757Vx』に
「ほら、クラブ好きならどうしてもマッスルバックとかカッコいいクラブを選びたいじゃないですか。私も昔はマッスルバックとか使ったこともありますし。でも、実際いま使えるのかという問題もある。そんな所を解決してくれているのが今回の『TW757』アイアンだなって思いますね。
『B』も『P』も『Vx』も今回は全部タングステンウェイトがトゥ側に入っていて、寛容性が上がったそう。実際に打ってもそれは感じていて、手前から入ったり、薄めの当たりでもしっかりタテ距離が合いやすいですし。上の番手は『P』も検討しましたが、少しサイズが大きいし、『Vx』もやさしく十分に武器になってくれています」
【シリーズ総評】 使える人が広がっている!
「一つは、HONMAのツアー系フラッグシップ『TW』シリーズの愛好者ですよね。そこは私たちプロから中・上級者まですごくファンが多いところだと思うんです。でも、打ってみると、アイアンもそうだし、ドライバーもすごく打点ブレにも強くてやさしくなってます。
例えば、私はドライバーのミスはヒール打点でスピンが増える弱点があるんですけど、そういうのも『TW757』では出ない感じになってました。かなり幅広く使える人の間口が広がったなと思います。黒くてカッコいい感じなので意外に思われるかもしれませんが、かなり打てる人が多いと思いますよ」
“カッコいいクラブ”を愛好してきた成田だけに、妙に説得力のある言葉と言える!?