ロマン派ゴルフ作家語る
しっかり打てば打つほど、機能します。強い直進性能も、絶妙なタッチも、お手の物です。
ハッキリ書くと、『スパイダー GT パター』は蜘蛛型ではなく、全く新しい形状と考えて良いと思います。洗練されていて、結果を出しやすくするために良く出来ているのです。
感性に響き、シビれるような快感を得られて、科学的な裏付けがある機能が融合しています。
新しいネックは、ほんの少しの差が、大きな違いを生むことを教えてくれます。今後のショートネックは、この角度に影響されることになると思います。
『スパイダー GT パター』は、今までスパイダーを使っていたゴルファーにオススメします。また、今まで蜘蛛型のパターは合わないと考えていたゴルファーにも、リベンジパターとしてオススメします。
繰り返しになりますが、全く新しいパターだと考えて良いのです。しかし、その資産の多くはスパイダーから引き継いだものなので、蜘蛛使いとの相性が良い部分が当然あります。
動画でもわかりますが、淀みなく動いていて、転がりの良いボールを打っています。
パターの重心配分は、少し前から、単純に後方と外周に重量を配置することがやさしくなるという理論ではなくなってきています。『スパイダー GT パター』は、単純にトウサイドに4割、中央に2割、ヒールサイドに4割を配置したことで、とても打ちやすく仕上がっています。これは21世紀の「新トウ&ヒール理論」が始まるかもしれない、と思わせました。
『スパイダー GT パター』は、敏感なところもあって、操作性が高いパターですが、やさしさも満載です。新しい部分も多々あるので、とにかく、打ってみて、ビビッと来たら、直感で購入を決めるパターなのです。
試打クラブスペック
ヘッド素材:軽量アルミニウムボディ(6061)
ステンレススチールダブルウィング&ホーゼル(303SS)
タングステンウェイト
フェース :PURE ROLL 3ミリ厚(ウレタン+アルミニウムビーム)
ロフト :3度
ライ角 :70度
長さ :34インチ(33インチもあり)