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シン貧打爆裂レポート『ステルス HD ドライバー』

貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。

配信日時:2022年4月14日 17時00分

ロマン派ゴルフ作家語る

『ステルス HD ドライバー』は、とても使いやすくて良かったです。きれいな弾道で飛ばしたいゴルファーに『ステルス HD ドライバー』をオススメします。

スライスに悩んでいるゴルファーには、期待外れになってしまうドライバーだとも言えますが、『ステルス HD ドライバー』は、ナチュラルにとらえた強いボールが打てます。

フックフェースではないので、フックにアドレスする癖があるゴルファーの場合は、ボールが上がらずに、出球も安定しない難しいドライバーになってしまう可能性があるので、注意が必要です。

初めの話に戻りますが、『ステルス HD ドライバー』の名称に「HD」ではない違うものが入っていたら、もっと売れたのではないか、と思ってしまいました。

ゴルファーには色々なタイプがいます。だから、ドライバーも同ブランドで複数のモデルがあるわけです。ステンレスの金属ヘッドが、チタンヘッドになって大型化していく中で、ボールをとらえる挙動が飛距離を出すために必要とされていた時代は、西暦2000年を跨いで約10年ぐらい続きました。それを一番上手に機能化していたのはテーラーメイドです。「テーラーメイドは飛ぶ!」という神話が実績を積んでいく10年です。

2020年前後は、別の要素で飛距離を出すことに挑戦していましたので、ボールをとらえる挙動が抑えられました。個人的には、その流れを歓迎していました。とらえる動きは“チーピン・イップス”にかかったことがあるゴルファーにとって、トラウマになっているからです。

しかし、『ステルス HD ドライバー』を打って、適量なとらえる動きは、やはり、飛距離になるのだと、改めて教えられました。

『ステルス HD ドライバー』をひと言で書くと、とらえる動きで、飛ばして、安定させるドライバーです。評判が良かったのも、大いに理解できました。もし、僕が『ステルス』三兄弟ドライバーの中で1本を選ぶなら、迷わず『ステルス HD ドライバー』をチョイスします。

何度か書いていますが、カーボンフェースのドライバーは、壮大な予告編のようなパート1が始まったばかりです。表面的な発見を形にしただけで、カーボンの本当の凄さが出てくるとしたら、パート2か、パート3という続編が本命なのだと考えています。そういうことを考慮しても、『ステルス HD ドライバー』は合格点を出せます。

捕まえて飛ばしたい、という部分に、ビビッと来たゴルファーは、見栄や外聞を捨てて、素直な気持ちで『ステルス HD ドライバー』を打ってみるべきです。

試打クラブスペック

『ステルス ドライバー』

ヘッド素材 :ボディー・チタン(9-1-1 ti)
      :クラウン・カーボン
フェース素材:60層カーボンツイストフェース
ヘッド体積 :460cc
ロフト   :9.0度
ライ角   :56度
シャフト  :TENSEI RED TM50('22)(S)
長さ    :45.75インチ

【著者紹介】篠原嗣典

ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員

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