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えっ、メジャー覇者が全員移行!? New『クロム ソフトX』は何が良くなった?

昨年メジャーや五輪覇者となったラームにシャウフェレ、ミケルソン。加えて「全米女子オープン」を制覇した笹生優花まで、キャロウェイの新しい『クロム ソフトX』へ移行。新ボールはいったい何が良くなったのか?(GettyImages)

配信日時:2022年2月26日 07時30分

昨年、旧『クロムソフトX』がビッグタイトルを席巻!

2021年からキャロウェイ契約となった、ジョン・ラーム。世界ランク2位でいよいよメジャー制覇を睨むタイミングで、ボールとクラブを一新する形となり、一部には心配の声もあったが、5月の「全米オープン」で見事メジャー初勝利。その後、世界ランク1位をキープし続けている。

また、6月の「全米プロ」では、フィル・ミケルソンが最年長メジャー制覇を達成。そして、8月には、ザンダー・シャウフェレが金メダルを獲得。これら3つのビッグタイトルは、現行の『クロム ソフトX』ボールで達成されていた。
ミケルソンは「全米プロ」制覇のエピソードとして、自分よりも遥かに若い飛ばし屋よりも「12ヤードも前にいったホールもあったけど、これも『クロムソフト』のおかげさ」と話し、「横風に強いのがこのボールの特徴」と話す。

また、ラームも横風対策として、低く抑えたショートアイアンのショットを多用する選手。ドライバーの初速を上げつつも、このスコアに効く「スピンを上げつつ弾道を抑えられる」現行『クロム ソフトX』の性能を高く評価してきた。シャウフェレも同様に強風下での弾道のコントロール性を評価している。

ビッグネームが今年からキャロウェイにチェンジ!

横風に強く、意のままに弾道操作ができれば当然、厳しい舞台で力を発揮するのは頷ける。「全米オープン」「全米プロ」制覇という凄まじい結果を残した現行『クロム ソフトX』だったが、なんと今年に入って覇者たち全員が2022年の新『クロム ソフトX』へと移行していた。

加えて、昨年「全米女子オープン」を制覇した笹生優花も今年からキャロウェイへボールを含めて移籍。笹生だけでなく、今年に入って好調なケビン・ナも18年のキャリアで初めて新しい『クロム ソフトX』へ移行したとか。他社から乗り換えてまでこの新ボールを選ぶ理由とは何なのだろうか。

メジャー制覇モデルがさらに精密になった!

「弊社は【プレシジョン テクノロジー】と呼ぶ精密な製造を実現するため55億円の投資をし、3DのX線技術を例にルール上限に近い精度のボールを製造できるようになりました。メジャー実績を例にプロたちから前作への評価も非常に高かったのですが、さらに高精度の工程を加え、主にロングショットのボール初速を引き上げています」(キャロウェイ広報)

ボール初速だけでなく、ラームやミケルソンはアイアン・ウェッジで「風に強く左右高低を操作しやすい」と話し、シャウフェレは「ドライバーでしっかりドローを打てば全く風に影響されずにコントロールできる」と話す。背景には、新しいカバーが影響していた。
「独自のヘックス・エアロネットワークパターンに今回は【Tour Aeroテクノロジー】を導入しました。従来よりパターンを構成する一つひとつの六角形の深さを改良し、空力が進化しています。新『クロム ソフトX』では風に負けない中弾道でキャリーの増加に貢献します」(同)

プロの多くが使う黒箱の同作だが、下記のように、よりスピンを減らせる新『クロムソフトX LS』(銀箱)、超ソフトな新『クロム ソフト』(赤箱)も同様の製造精度を誇っている。今年のメジャーも新『クロム ソフト』シリーズが席巻するか!?

2022 CHROME SOFT Series

クロム ソフトX
高評価の打感やスピンなど使い勝手は保ちつつ「全てのショットを風に負けない強弾道へ」を標榜し、空力&初速アップ。【プレシジョン テクノロジー】で精密さを増したウレタンカバー4ピース
クロム ソフト/クロム ソフトX LS
最もソフトな『クロム ソフト』(赤箱)は高初速なシングルコアになった。ロングショットで低スピンになる『クロム ソフトX LS』(銀箱)は、新ウレタンカバーでグリーン周りで止まりやすく進化

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