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シン貧打爆裂レポート『CHROME SOFT X 』『CHROME SOFT X LS』

貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。

配信日時:2022年2月24日 17時00分

ロマン派ゴルフ作家語る

『CHROME SOFT X ボール』は、よりツアーボールらしい味付けを増しました。完成度の高さは、流石で、ほぼ文句がないレベルです。最も驚いたのは、個性的な部分を明確にしてきていることです。『CHROME SOFT X ボール』でなければダメ、というようなゴルファーが増えることを予感させました。

打音と打ち応えは、ディープに関係しています。無音に出来るヘッドフォンをしてショットする実験を経験すると、誰でもそれを実感できます(打音が聞こえないと、打ち応えは微かにしか感じなくなってしまう)。『CHROME SOFT X ボール』は、本当に伝統的に打音にこだわるゴルファーが好む打音のボールです。好きだという自覚があるゴルファーには、オススメです。

でも、音量が控えめなのです。それは、2022年において、トレンドなのですけれど、個人的には、もったいないと思いました。

『CHROME SOFT X LS ボール』は、シリーズが3タイプあるからこそだと思わせる強烈な個性を持ったボールに仕上がっています。パワーがあるゴルファーには、吹き上がりすぎてミスになってしまうボールを出なくしてくれるボールとして機能するでしょうし、非力なゴルファーでも、テクニカルな部分に自信があれば、転がして飛ばすことが出来るボールにできます。

単なるディスタンス系のツアーボールではなく、『CHROME SOFT X LS ボール』は使い手を選びます。それを証明するように、打音が良いのです。『CHROME SOFT X ボール』と基本的には同じベクトルにありますが、パットの打音は違うのです。高音の単音は、一昔前まではパットの打音として、お手本のようなものでしたから、少し懐かしくもあります。打音にだけ気をつけていれば、ショートパットは外れない、という伝説のボールみたいな想像をさせます。

『CHROME SOFT ボール シリーズ』は、誰でも使えるツアーボールとして人気です。フラッグシップモデルの『CHROME SOFT ボール』は、誰でも使える部分を機能として発揮しています。

だからこそ、伝統的なツアーボールとしての味付けを強くした『CHROME SOFT X ボール』の意味があるのです。そして、この2つのボールがあるから『CHROME SOFT X LS ボール』が、極端に個性を発揮できるというわけです。

ゴルフに自信を持ってきて、そろそろ本格的なツアーボールを使ってみたいというゴルファーで、ドライバーなどのウッド系を、曲げて安定させたいゴルファーには『CHROME SOFT X ボール』をオススメします。ウッド系は、できるだけストレートで、曲げたくないゴルファーには『CHROME SOFT X LS ボール』をオススメです。

若い人の使用率が高くて、誰でも使えるという部分がマイナスに感じてしまって、『CHROME SOFT ボール シリーズ』を敬遠しているオールドゴルファーには、この機会に、『CHROME SOFT X ボール』と『CHROME SOFT X LS ボール』を試してみるべきだとオススメします。懐かしい味付けなのに、全く新しい機能満載の最先端のボールを知らないのは損です。

わかる人にはわかるというボールが、自分に合うという奇跡を信じたゴルファーに、『CHROME SOFT X ボール』と『CHROME SOFT X LS ボール』は、その機能をフルに見せてくれるはずです。

『CHROME SOFT ボール』をエースボールにして、順調にスコアアップしてきたゴルファーにも、2つのボールを試してみて欲しいです。

試打アイテムスペック

『CHROME SOFT X ボール』

構造   :4ピース
コア   :ハイパーエラスティック・ソフトファスト・コア
ミッド  :ハイパースピード・デュアル・マントル
カバー  :極薄ソフトウレタン
ディンプル:ツアーエアロテクノロジー
カラー  :ホワイト


『CHROME SOFT X LS ボール』

構造   :4ピース
コア   :ハイパーエラスティック・ソフトファスト・コア
ミッド  :ハイパースピード・デュアル・マントル
カバー  :極薄ソフトウレタン
ディンプル:ツアーエアロテクノロジー
カラー  :ホワイト

【著者紹介】篠原嗣典

ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員

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