ロマン派ゴルフ作家語る
試打し始めてすぐに、あぁ、2番も打ちたい、と思いました。4番も飛ぶので、自分で使うなら、2番と、4番をチョイスすると考えたからです。
ヘッドの大きさはスプーン並みですから、ウッドのようなユーティリティだといえますが、ウッドが苦手なゴルファーを救うアイテムとしての優位性が高いと思います。ウッドはドライバーのみにして、『EPIC SUPER HYBRID』をフェアウェイウッドとユーティリティとして使用するというパターンもあり、です。
フェースの位置や見え方などは、アイアンの味付けなので、ユーティリティとしても戸惑いはないと思います。
フェアウェイウッドが苦手なゴルファー、飛距離が出るのにやさしいユーティリティが欲しいゴルファーに『EPIC SUPER HYBRID』は、オススメです。初代も凄かったですが、『EPIC SUPER HYBRID』は、過去に試打したユーティリティ全てと、トップ争いが出来ます。
僕はヘッドが小さいユーティリティが好みなので、初見では、大きすぎて、ちょっと嫌だなぁ、と感じていましたが、打ち始めたら、そんなことは微塵も気にならなくなって、自分が使うならという発想で頭の中が一杯になりました。
『EPIC SUPER HYBRID』を『EPIC』ブランドの仲間入りをさせたのは、キャロウェイの自信だと感じました。実に良く出来ています。
感心したのは、スイープに打っても、打ち込んでも、同じように機能することです。飛距離も基本的には変わりません。この部分については、打ち方を選ばない長距離対応クラブは、基本的には存在しないので、凄いと思います。
数球打っただけで『EPIC SUPER HYBRID』は、ゴルファーを虜にするクラブに仕上がっているとわかります。『EPIC』のテクノロジーは、飛距離性能に特化してて、方向性を犠牲にしているというイメージがありましたが、『EPIC SUPER HYBRID』には当てはまりません。
チタンヘッドのユーティリティは、どうしても高価になりますが、コストパフォーマンスは悪くないぐらいに画期的だと思います。『EPIC SUPER HYBRID』は、全てのゴルファーに、打って欲しいクラブです。
試打アイテムスペック
ヘッド素材 :6-4チタン+トライアクシャル・カーボンクラウン+MIM タングステンウェイト+スクリューウェイト約10グラム
フェース素材:FS2S チタン
ヘッド体積 :3H/150cc、4H/147cc
ロフト :3H/18度、4H/21度(他に、2H/16度、5H/24度、6H/27度あり)
ライ角 :3H/56.5度、4H/57度
シャフト :Diamana 55(S)
長さ :3H/40.626インチ、4H/40.0インチ