キャロウェイ「JAWS FULL TOE」ウェッジ - 「PMグラインド」の最新版
2019年の「PMグラインド」は、競争が激化するにつれ、進化を余儀なくされたキャロウェイが、伝説のウェッジデザイナー、ロジャー・クリーブランドとフィル・ミケルソンのコラボレーションによりリリースされた。
このモデルの焦点はミケルソンが考える「すべてのゴルファーのニーズを満たす3つのショット」を簡単に打てるようにすることにあった。
しかし、今になって「『PMグラインド』は、より特殊なウェッジで幅広い層には全然フィットしていなかった」と言うのは、キャロウェイのウェッジR&Dシニアマネージャーのパトリック・ドーソン氏。
「PMグラインド」はグリーン周りでのアプローチで非常に有効だったが、フルショットのような場面ではそこまでではなかった。これは、まだマシな言い方。リーディングエッジは丸みがあり過ぎたし、オフセットもつき過ぎていた、さらに全体の形状も「慣れ」が必要だった。
これらを踏まえ、ドーソン氏は、「今回の『JAWS FULL TOE』はフルショットで使えるウェッジになる。『PMグラインド』はどちらかと言うと特化し過ぎていたんだ」と述べた。
ドーソン氏によると「ソール形状を変えたことで短い距離で非常に効果的だったが、フルショットになるとロフト角が減り、バウンス角も小さくなっていた。その為、打ち込み過ぎてしまうこともあっただろうし、バウンス角を増やさないといけないということも課題だった」。
「だが今回の『JAWS FULL TOE』はフルショットで使えるウェッジになるはず。『PMグラインド』はどちらかと言うと特化し過ぎていたんだ」。
つまり、キャロウェイは「PMグラインド」と「JAWS MD5」を融合させ、「見た目」がさらに良いウェッジにするため、そこに味付けも加えているということ。そして、キャロウェイによれば、この新作は50ヤードから100ヤードで前作よりも、より武器になるという。
では、「JAWS FULL TOE(ジョーズフルトゥ)」ウェッジの特徴および性能を詳しく見てみよう!