ロマン派ゴルフ作家語る
アドレスすると『Mizuno Pro 225 アイアン』は本領を発揮します。ボールを包み込むようです。お見事です。打つ前に購入を決めるゴルファーもたくさんいると想像しました。
実際に打ってみて、最初に感じたのは、懐かしさでした。ミスヒットに寛大で、やさしいという機能は発揮されますが、本当の性能はきれいに真芯に当たったボールではないと引き出されないからだと思います。少々の失敗はアイアンが助けてくれます。だけど、その上に、極上の世界があるのです。
複合構造というか、中空構造のアイアンは、ミズノが市場投入して、色々と進化して現在に至ります。2021年の時点で、ここまで進化しましたよ、というのが『Mizuno Pro 225 アイアン』です。
やさしいのに、見た目はそう感じさせないアイアンを欲しいゴルファーにオススメします。また、1番手アップのアイアンが打ちたいゴルファーにもオススメです。
プロモデルでありながら、複合構造のアイアンが、何が出来るかを教えてくれます。ただ、もっと別のチューニングもあったような気がして、少し残念でもありました。
ぶっ飛び系アイアンでスコアが悪くなってしまったゴルファーを救うアイアンとして、マッスルバックは打てないというゴルファーを助けるアイアンとして、とても上手に出来ています。しかし、プロモデルの複合構造のアイアンとして、マッスルバックの機能に挑戦するようなアイアンも、作れたのではないか? と考えてしまいました。
とはいえ、『Mizuno Pro 225 アイアン』は高性能なアイアンです。これから上手くなりたいゴルファーを始め、多くの色々なタイプのゴルファーが使えます。ひと言で書くと、迷ったら、資格はありますので、買うべきアイアンです。
試打アイテムスペック
ヘッド素材:クロムモリブデン鋼 SCM4120(#4〜7)+ソフトステンレススチール SUS431+タングステンウェイト
クロムモリブデン鋼 SCM4120(#8)+ソフトステンレススチール SUS431
マイルドスチール S25CM(#9、PW)+ソフトステンレススチール SUS431
ロフト :#5/24度、#6/27度、#7/30度、#8/34度、#9/39度、PW/44度
シャフト :Dynamic Gold 95(S)