ロマン派ゴルフ作家語る
形状は、パターの根幹の機能であり、魂みたいなものでもあります『ROSSIE』のヘッドは、20世紀末から21世紀初頭に、世界中のツアーで勝利パターとなり、メジャートーナメントも勝ったパターです。20年以上が経過した現在でも、当時のパターを使っているゴルファーもいますし、この形状のパターがベースモデルになっているヘッド形状もスタンダードとして継承されています。つまり、『DFX ROSSIE パター』の形状については、機能面でも、心理的な部分でも、今更語るまでもない、と思いました。
コースで試打しても、本当に良いパターだと改めて感心しました。
『DFX ROSSIE パター』が、特別なのは、重量感とフェースの素材が生むプラスアルファです。オデッセイには、あらゆるゴルファーのたくさんのデータがあるので、それを参考にして、2021年の環境に合うように、チューニングをしたと推測させる仕上がりです。グリーンの速さは、当時より速くなっています。そして、ボールはやわらかくなっているのです。見事なチューニングです。完璧だと思います。
『DFX ROSSIE パター』は、以前、『ROSSIE』で良い思い出があるゴルファーにオススメします。また、パッと見た目で、良いなぁ、と少しでも感じたゴルファーにもオススメします。こんなに実績があって、安心できるパターは珍しいです。
カミングアウトすると、『DFX ROSSIE パター』の発売が発表されたときに、今頃、なぜ? と疑問に思いました。あまり、期待もしていませんでした。
しかし、リスペクトしているパット名人が、「このパターは凄い! 打ってみるべきだ」と、強く言うので、試打をすることにしたのです。試打した瞬間、試打して良かったと納得しました。オデッセイの底力を見せつけられた気持ちになりました。
個人的には、『DOUBLE WIDE』が形状として好きなので、こちらも打ってみたいと思っています。オールドゴルファーも、中級者も、初級者も、全てのゴルファーに打ってみて欲しいパターです。
試打アイテムスペック
ヘッド素材 :ステンレススチール
フェース素材:DFXインサート
ロフト :3度
ライ角 :70度
長さ :34インチ(33インチもあり)