注目ポイント
2021年春に発売された『フロントライン パター』の追加機種を試打しながら、『フロントライン パター ELVADO』は、つの型のパターとして、新しい世界を見せてくるという噂を聞いて、今更ながら試打をしてみました。
『フロントライン パター ELVADO』は、大型のマレットの大分類に入るつの型ヘッドです。
通常は、大型マレットのパターは後方や周囲に重量配分して、大きな慣性モーメントでやさしく打てることが、セールスポイントになります。
しかし、『フロントライン パター ELVADO』は、名称が示しているように、フロントに重量を配置して、前重心にしているのです。クリーブランドによれば、前重心のほうがパターは狙い通りに打ちやすくなるのだそうです。
フェースのミーリングも、パターの慣性モーメント別の設計になっています。目の付け所が独特ですが、これが打ち応えに、かなり影響します。
『フロントライン パター』の共通のテクノロジーである「2135アライメント」も採用しています。これは、パターのアライメントの位置がボールの中心の高さになることで、構えたときに目とアライメントが垂直ではなくとも、ズレないという考え方を具現化したテクノロジーです。
『フロントライン パター ELVADO』は、大きく薄くなった感じがして、低重心化もしていますし、構えやすさが向上しているように感じました。
ちなみに、『ELVADO』は、高級とか、ワンランク上というような意味です。
単なるつの型のパターではないと期待させます。
試打した日は、薄曇りで、気温は11度〜18度。微風。グリーンは9.5フィートの速さ。
使用したボールは『TOUR BX』です。
つの型のパターの新理論を検証するような気持ちで打ってみました!