打感・打ち応え
『M CRAFT パター No.4』の打音ですが、音量はちょうど良い大きさです。音質は、木管楽器のようなきれいな音質で、打音にこだわりがあるゴルファーにオススメです。打ち応えは、弾き感がありながらもやわらかさがあり、ラインに乗せやすい、と感じさせます。
『M CRAFT パター No.5』の打音は、音量はちょうど良く、音質はコンとカンの中間という感じで好きな人が多い音質にチューニングされています。打ち応えは、やややわらかさが勝ち、しっかりと打ちたいゴルファー向けです。
『M CRAFT パター No.6』の打音は、音量は程良い大きさで、音質はカツという固い音質が響きます。打ち応えは、適度な弾き感があって、硬すぎない感触です。
構えやすさ・方向性
『M CRAFT パター No.5』は、ショートネックとネオマレットのヘッドの相性が良いことに驚きました。ややトップブレードに厚みがあるのが目立ちますが、これは方向性を良くすることに寄与していると感じました。ショートパットを、ストレートにしっかり打って入れたいと思っているゴルファーにオススメです。
『M CRAFT パター No.6』は、ツノ型のヘッドを使っているゴルファーは感動すると思いました。まず、ダブルベントのシャフトとフェースの向きの連動が素晴らしいです。一切歪みがなく、ダブルベントが苦手な僕でも、何ら違和感なく構えることが出来ます。ツノ型のヘッドの特徴であるテークバックを真っ直ぐに引きやすい部分も、完璧です。既にツノ型を使っているゴルファーだけでなく、ツノ型を使おうとして挫折したゴルファーにもオススメです。方向性も合わせやすいパターです。
距離性能
『M CRAFT パター No.5』は、今回の3本の中で、最も強いボールが出ると感じました。ショート癖があるゴルファーには助けになると思います。オートマチックにパットを打つゴルファーには、タッチを合わせるのが楽なはずです。
『M CRAFT パター No.6』は、タッチについて、最も特徴を感じさせませんでした。これは褒め言葉で、王道のパターで距離感を作っているゴルファーなら、数ホールでアジャストできるぐらいにクセがないのです。転がりは良いのですが、タッチの邪魔になるようなことは一切なく、どの距離領域でもすんなりとタッチを合わせたパットを打てます。