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テーラーメイドの『SIM グローレ ドライバー』ってどんなクラブ?

ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!

配信日時:2021年2月26日 17時00分

「ドロー打つために生まれたドライバーだ!」 by ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典

<試打スペック>『SIM グローレ ドライバー』
ヘッド素材:9-1-1チタン合金+グラファイト・コンポジット・クラウン
フェース :ZAチタン合金
ヘッド体積:460cc
シャフト :Air Speeder TM(S)
ロフト  :10.5度(9.5度、11.5度もあり)
長さ   :46インチ
ライ角  :58度


ロマン派ゴルフ作家の篠原です。
今回は『SIM グローレ ドライバー』のお話です。

『SIM グローレ ドライバー』は、この数年間で試打したドライバーの中で最も強いドローバイアスがかかっているクラブです。

ゴルフコースに持ち込んでラウンドをしましたが、とにかく、ドローしか出ません。普通に打っても20ヤードはドローします。ストレート、もしくは、フェードを打とうとしましたが、極端にフェード打ちをして、やっとストレートという感じでした。ここまで強烈なドロー性能が詰め込まれたドライバーは、市場にもあまりありません。

それでも、打ちやすいし、飛距離も出ると感じたのは、高弾道のボールが自然に出るからです。強いドローになってもボールがドロップしないのは、この高弾道を楽に打てるという機能があるからです。

打音は、音量はかなり大きめで、テーラーメイドっぽいハイな高音質です。この打音を、飛ぶドライバーだと感じるゴルファーもたくさんいると思います。実際に打音に影響されて飛距離が増すゴルファーはいます。飛びそうで、きれいな打音は、2021年では少なくなってきているので、ちょっと面白かったです。

飛距離は、ヘッドスピード40m/秒で220ヤード平均。確実に飛ぶドライバーに分類されます。

『SIM グローレ ドライバー』は、強烈なドロー性能持っています。そして、ミスヒットしたときに初速が落ちづらい性能もトップクラスに発揮されます。

右にすっぽ抜けるミスで悩んでいるゴルファーにオススメします。また、ドローが出やすいドライバーで飛距離性能も高いドライバーが欲しいゴルファーにもオススメします。

『SIM グローレ ドライバー』は、日本市場用に開発されたクラブですが、片手間ではなく、テーラーメイドの本気を感じられる仕上がりになっています。とにかく、絶対に右には行かせない、という強い意志を持っているようなドライバーとして、『SIM グローレ ドライバー』は、多くのゴルファーを助けることになると断言できます。

テーラーメイドの『SIM2 シリーズ』も良いドライバーですが、『SIM グローレ ドライバー』のほうが結果が出るゴルファーが多いと思うからです。該当すると感じたら、打ってみるべきドライバーです。

コメンテータープロフィール

篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・ゴルフギアライター。ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、現在はゴルフエッセイストとして活躍中。

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