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クリーブランドの『RTX ZIPCORE ウエッジ』ってどんなクラブ?

ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!

配信日時:2020年10月30日 17時00分

「このウェッジに一目惚れせよ!」 by ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典

<試打スペック>『クリーブランド RTX ZIPCORE ウェッジ』
ヘッド素材:軟鉄
製法   :精密鋳造(ロストワックス)
仕上げ  :ツアーサテン仕上げ(ブラックサテン仕上げもあり)
シャフト :ダイナミックゴールド(S200)
ロフト  :50度、56度ミッド(46度〜60度、2度刻み。54度特注でFull、56度〜60度はLow、Mid、Fullのソールあり)


ロマン派ゴルフ作家の篠原です。
今回は『クリーブランド RTX ZIPCORE ウェッジ』のお話です。

50度と56度をコースに持ち込んで打ってみました。僕は前モデルの『RTX4 ウェッジ』を使用しています。新しい『クリーブランド RTX ZIPCORE ウェッジ』への興味は人一倍あります。

パッと見た感じで、かなりの変化を感じました。『クリーブランド RTX ZIPCORE ウェッジ』は、バックフェースの凹みが良い感じです。デザインもシンプルで良いです。結果として、ヘッドがシャープに見えるところが良いです。

クリーブランド RTX ZIPCORE ウェッジ』を素振りしてみて、ちょっとビックリしました。今までのクリーブランドのウェッジと振った感じが違うのです。ダイナミンクゴールドは、現在の自分のウェッジにも入っていますので、それが原因ではありません。振っていて、フェースの向きがわからないという感覚がありました。

最初のショットは、50度で78ヤードの残りの距離を打つシーンでした。少しトゥ側に当たって、70ヤードしか飛びませんでした。この傾向は、56度も含めて、数ホール続きました。狙いよりもトゥ側に当たってしまうのです。

僕の場合、ウェッジで小細工をするのが好きなので、ストロークする際にクラブを操作しやすいウェッジが好きで、そういうウェッジを使っています。56度を開いて、ノーコックで使ったときに、気付きがありました。重心位置が遠いクラブを扱うように、フェースの開閉を抑えて打ってみると良いのかもしれない、と思って、実行してみると、芯に当たるようになりました。

クリーブランド RTX ZIPCORE ウェッジ』は、テクノロジーが満載です。それらは、ちゃんと機能しているのだと思います。だから、違和感があったり、結果が出なかったという可能性もあります。飛距離については、ロフト通りです。スピン性能は、ツアーウェッジらしく、その場と止まろうとしてくれます。これはスコアメイクを助けるクラブとしては頼りになります。

フェースの開閉を使わないストロークをするゴルファーにオススメします。また、ウッドは得意なのだけど、アイアンやウェッジが苦手というゴルファーにもオススメです。

ウェッジで、バンスを使ってボールを飛ばすタイプの寄せをする場合は、ソールのヒールサイドが削ってあるので抜けが良くなった分、少し飛ばなくなる傾向があると思われます。該当する人は注意してください。

ウェッジというのは不思議なクラブです。科学的な裏付けよりも、妄信的な思い込みが、ときには、機能して結果を出すということもあるのです。こういう奇跡は、大概、一目惚れをきっかけとして始まります。

クリーブランド RTX ZIPCORE ウェッジ』は、一目惚れしてこそ、力を発揮するウェッジです。通なゴルファーの期待にも応えると思いますが、ゴルフ歴が浅いゴルファーにも案外と使えるはずです。ウッドばかり練習して出来上がりつつある未熟なスイングには、アイアンやウェッジも重心距離が長いものがマッチするケースが多いからです。

ネックの空洞は見えません。でも、こういう発想で作られたウェッジはワクワクします。『クリーブランド RTX ZIPCORE ウエッジ』は、良い意味で、鈍感力を利用しながら使うウェッジだと思います。毛嫌いせずに、打ってみて欲しいです。

コメンテータープロフィール

篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・ゴルフギアライター。ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、現在はゴルフエッセイストとして活躍中。

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