＜試打スペック＞『RS スピン ボール』
構造　　　　：3ピース
ディンプル数：330
コア　　　　：高反発シフトコア
カバー　　　：ソフトウレタン薄カバー
カラー　　　：ホワイト、パールホワイト


ロマン派ゴルフ作家の篠原です。今回は『RS スピン ボール』のお話です。

コースで実際にラウンドしてみましたが、一発目から感じたのは、打ち応えがやわらかいということです。やわらかい打ち応えを売りにしているツアーボールはたくさんありますが、その中でもトップレベルに柔らかいです。

それだけではなく、ちゃんとした、芯感もあるのです。なかなか面白いボールです。

打音はやや低音で湿った音質です。通なオールドゴルファーと日本人の感性に合わせた感じがします。

ドライバーの飛距離性能のアップはハッキリわかるほど変わりました。トップクラスの更に上というレベルに飛びます。ヘッドスピード40m/秒でドライバーを打って、220ヤードを楽々打てます。

アイアンまで飛距離性能の高さは続きます。そして、スピン性能はツアーボールとしては合格です。その場に止まろうとしますが、強烈に戻るようなスピンはかかりません。

『RS スピン ボール』はプロギアファンのために作られた高性能のツアーボールです。飛距離が出るツアーボールを使いたいゴルファーにオススメです。

ドライバーでの飛距離性能は飛び抜けているので、飛ばしたいゴルファーには受けるかもしれません。口コミで優秀さが広まっていくような色々な可能性を感じるボールです。

うるさい主張をしてこないが仕事はちゃんとする、という職人気質なボールです。

篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・ゴルフギアライター。ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、現在はゴルフエッセイストとして活躍中。