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本間ゴルフの『T//WORLD TR20B アイアン』ってどんなクラブ?

ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!

配信日時:2020年8月21日 17時00分

「世界戦略の本気アイアンは意外にやさしい!」 by ヴィクトリアゴルフ世田谷店チーフ・佐藤一樹

ヴィクトリアゴルフ世田谷店・佐藤です。
本間ゴルフ『T//WORLD TR20B アイアン』の印象をお伝えします。

今年の7月17日に発売したクラブで、本間ゴルフによればツアープロによる試打を繰り返し、アドレス時のフェース形状やフェースラインの長さと前後の位置関係をコンマ数ミリ単位までこだわり、同時に、確かな操作性を実現する重心位置の最適化を、酒田工場の「匠」が実現したというのが『T//WORLD TR20B アイアン』ということです。

じっくり見てみると、まずは「小さいヘッドだなぁ」という第一印象です。そしてシャープでカッコイイと感じさせるアイアンです。

世田谷店のお客様の『T//WORLD TR20B アイアン』への反応は、なかなか面白いのです。マッスルバッグのアイアンを試打するお客様は少数派ですが、少し前から小さなマッスルバックブームが来ている気配があって、新しいマッスルバックのアイアンが出ると注目するお客様がいるのです。本間ゴルフといえば、プロ仕様のクラブで本領を発揮すると信じているお客様が多いので、このアイアンは注目されています。

打ってみました。正直に書くと「外ブラ(海外のブランド)のアイアン。タイトリストっぽい」と感じました。個人的にアイアンの顔にはこだわりがあります。これは少し意外で驚きました。じっくり見ると細部にホンマらしさもありますが、大筋ではあまりホンマの顔という感じではありません。

構えたときの見え方はアイアンの善し悪しとは別のもので、世界的な視野で見れば外ブラっぽく見えるアドレスビューは“世界に挑戦するアイアン”という意味ではむしろ正しい進化といえるのかもしれません。

打ってみると、更に驚きます。ボールが上がりやすいのです。ナチュラルに高弾道になります。想定よりもやさしく打てるクラブです。「マッスルバックは難しい」と諦めている人にはオススメです。一度打ってみて欲しいです。

小さいシャープなヘッドの正当なマッスルバックアイアンを打ちたいゴルファーにオススメします。

一切の癖がないアイアンですが、見えないところに色々と詰め込まれたアイアンです。やさしく感じるというのが、その証拠といえます。『T//WORLD TR20B アイアン』は、自分を知るためにも打ってみて欲しいアイアンです。

コメンテータープロフィール

佐藤一樹
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。

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