今平は厚めの靴下で、フィット感をさらに高める
球技などの他のスポーツと違うのは、傾斜地があるところ。グリップ力もゴルフシューズには欠かせない
フィット感で比較すると、シューレースタイプに分がありそうだが、「僕はBOAとひもであまり変わらないと思います。中にはひものほうがツマ先までしっかり締まるという人もいますけど、僕はそんなに気にならないです」と今平にとってBOAはメリットしかない。
さらに今平には、シューズのフィット感を高める工夫がある。「靴下は少し厚めのものを履いています。シューズの中で足が動いちゃうのが嫌なので、厚めの靴下でシューズの中の空間がなくなるようにしているんです。ちなみに5本指ではないです」と教えてくれた。確かにブカブカとカカトが浮いてしまうと、疲れやすくなるし靴擦れも起こる。この情報は一般ゴルファーにも役立ちそうだ。
では、ショットをするときにシューズに求めるのは何なのか。「やっぱりグリップ力が高いシューズがいい。コースでは平らなところばかりでなく、傾斜もありますからね」という今平が愛用しているのは、フットジョイの『PRO/SL CORE BOA』の自分でサイズや色を選べるMyJoys版。スパイクレスタイプだが、ソール全体に突起があるので、グリップ力が高いモデルとなっている。
練習で何回か履いて馴染ませてから、試合で使う
同じモデルのBOAなら、足元の感覚が変わらないので、ゴルフの調子も安定する
今平が試合で履いているモデルは『PRO/SL CORE BOA』だけ。色違いの3足を持ち歩き、ウエアの色に合わせてローテーションさせている。新品をすぐに試合で使わないのもこだわりだ。「練習で何回か履いて馴染んできたら本番で使いたいタイプです。あと足元の感覚が変わってしまうので、モデルはあんまり替えないほうがいい。パフォーマンスを安定させるためにシューズはけっこう大事だと思いますね」。今平はシューズが広がってフィット感が落ちてくる2カ月くらいで新品と交換している。
一般ゴルファーでも2足以上のゴルフシューズを持っている人が多いと思うが、「この前はアディダスだったから、今日はアシックスにしよう」とか浮気しがち。スコアを安定させるためには、今平のように同じシューズを履き続けたほうが良さそうだ。今ではBOAモデルは選り取り見取りだから、自分に合ったBOA搭載シューズを見つけておきたい。きっとドライバーのシャフト選びよりはずっと簡単なはずだ。
BOAフィットシステムのテクノロジーを詳しく知りたい方はこちら
今平周吾が選んだフットジョイ『PRO/SL CORE BOA』
アッパーは軽量で足に馴染みやすく、優れた防水機能で天候を問わず常に快適にプレーできる。加えて足の甲と中足部をしっかり包み込んでサポートしてくれるので、スイング中のネジレに強い。横幅のサイズが、細めの『ミディアム』、広めの『ワイド』、さらに広めの『エキストラワイド』の3つから選べるので、自分の足にしっかりフィットする1足を選べるのもうれしい。