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ヨネックスの『Royal EZONE Extra Spec ドライバー』ってどんなクラブ?

ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!

配信日時:2020年8月14日 17時00分

「自分の最高飛距離を更新するドライバー!」 by ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典

<試打スペック>『Royal EZONE Extra Spec ドライバー』
ヘッド   8AL-1Mo-1Vチタン精密鋳造
フェース  Super-TIX 51AF 圧延材
クラウン  オープンウェーブカーボン+Namd
ヘッド体積 460cc
シャフト  Royal EZONE Extra Spec 専用カーボンシャフト(Namd + M40X 複合)(R)
ロフト   10.5度
長さ    45.75インチ
ライ角   59.5度


ロマン派ゴルフ作家の篠原です。
今回は『Royal EZONE Extra Spec ドライバー』のお話です。

新しいクラブを試打するときに“こんな感じで、こんなボールが出るだろう”とある程度の予測をします。8割ぐらいは予想通りになります。2割の予想通りではないクラブの多くは、予想を下回り、困ったことになるパターンです。

そして、ごく少数ですが、予想を遙かに上回る不思議なクラブがあります。『Royal EZONE Extra Spec ドライバー』は、そういう予想を上回るクラブでした。

コースに持ち込んでラウンドしました。打音はやや濡れた音で、締まった音質です。カキーン、ではなく、パシっという感じと書くとわかりやすいかもしれません。打ち応えはフェースにグッと乗ってから弾いて行く感じです。弾道は高弾道です。放物線的な棒球になります。

シャフトは振ってみると敏感で強烈に走ります。走るのですが暴れる感じはしません。狙い通りにスパンと振れます。15ヤードぐらいドローするボールが打ちやすく、制御して打ってもややドローになります。

素晴らしい飛距離性能です。1発目は思いのほか左に曲がって木に当たりましたが、230ヤードでした。その後、平均で240ヤード。最も飛んだホールは255ヤードです。飛んだ感じはしないのに、行ってみると「ここまで飛んだのか」と感心するというパターンでした。

ヘッドスピードが40m/以下のゴルファーで、ぶっ飛ぶドライバーが欲しい場合は、『Royal EZONE Extra Spec ドライバー』はオススメです。まるで違反クラブのように飛びます。信じられませんでしたが本当です。

一緒にプレーした同伴者にも打ってもらいましたが、3人の内2名がコースでの結果が良かったので『Royal EZONE Extra Spec ドライバー』を購入しました。これも驚異的な結果です。

飛ぶだけではなく、芯を外しても飛距離性能の減少はほんの少しです。ここも『Royal EZONE Extra Spec ドライバー』の推しポイントです。飛ぶドライバーは、芯を外すと急に飛ばなくなるものが多いので、この許容の広さは魅力です。

『Royal EZONE Extra Spec ドライバー』は、高額な価格帯のクラブですが、それに見合う性能があるクラブです。Rフレックスしか設定がないことでもわかるように、40m/秒以下のヘッドスピードのゴルファーのために、完璧にチューニングされています。該当するゴルファーは、打ってみるべきです。新しい世界を見ることができるはずです。

コメンテータープロフィール

篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・ゴルフギアライター。ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、現在はゴルフエッセイストとして活躍中。

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