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ディアマナ最新モデルの情報を最速キャッチ! 謎の新素材「#371」って一体ナンだ!?

三菱ケミカルから今年の春にディアマナDリミテッドが登場。同社のフラッグシップ・ブランド「ディアマナ」は、今秋から新たなフェーズに突入することになる。最新モデルに関するメーカー側からの発表はこれからだが、ALBAネットでは、その情報の一部を入手した。どこよりも早く、その内容を紹介する。

配信日時:2020年7月3日 14時40分

これが最新ディアマナロゴ!?
これが最新ディアマナロゴ!?

ディアマナ“新世代”の第1弾はブルー系!

歴代ディアマナはブルー系、レッド系、ホワイト系の3タイプがラインアップされているが、最新のディアマナモデルはブルー系。いわゆる“青マナ”の系譜を受け継ぐシャフトということになる。これまでのブルー系通り、キックポイントが手元から中央に設定された元中調子モデルで、打ち手を選ばないクセのないシャフトに仕上がっているのではないだろうか。

そしてもうひとつ、このモデルに関して明らかになっているのは、新素材を採用しているということだ。コードネームなのか正式名称なのかは不明だが、最新モデルには「#371」というパイロフィル プリプレグ用 マトリックス樹脂が使用されているという。
最新のディアマナには画期的な新素材が使用されているという

最新のディアマナには画期的な新素材が使用されているという

「♯371」の特性は、これまで難しいとされてきた強度、弾性、靭性のすべての物性を高次元で両立していること。カーボン業界では、材料そのものの性能を1%上げるのも難しいといわれている。そんな中、「#371」は汎用品と比較して強度が14%、弾性率が15%、破断伸度が8%アップしているそうだ。画期的ともいえる新素材が開発されたことによって、シャフト性能には、具体的にどんなメリットが期待できるのだろうか。

素材の強度や弾性率が高いということは、シャフトの挙動をよりコントロールできるということ。勿論新しいディアマナにも、既存モデルでも使用されていた高強度炭素繊維「MR70」(三菱ケミカル製)が採用されている。そう考えると、これまで以上に安定感や追従性、方向性などが高まったシャフトに仕上がっていると推測できる。

また、「♯371」のような高性能素材の登場は、製品の軽量化にも直結する大きな要素となる。プロや上級者向けのブランドとして認知されているディアマナは、これまで主に50g台から80g台までの重量帯がラインアップされてきた。そんな中、2019年に発売されたZFシリーズでは同ブランド初となる軽量40g台が登場したことが話題になったが、最新モデルでも40g台の各フレックスや50g台のTXフレックスなど、軽量帯のスペックも充実したラインナップになるとみていいだろう。

歴代のディアマナシリーズ、ディアマナニューモデルに期待

ディアマナシリーズ一覧(三菱ケミカル公式サイトより)

ディアマナシリーズ一覧(三菱ケミカル公式サイトより)

ところで、三菱ケミカルのシャフトに新素材が採用されるということは、今後のシャフトマーケットの動向を見ていく上でも、大きなポイントになる。

周知のように、三菱ケミカルは素材の開発から成型までを一貫して管理することができる世界唯一のシャフトメーカーである。つまり、シャフトメーカーという一面の他、素材メーカーとしての側面もあるわけだ。前出のMR70という高強度炭素繊維は、ディアマナをはじめ、同社の他ブランド「TENSEI」や「グランドバサラ」に使われただけでなく、大手ライバルメーカーのシャフトにも採用されている実績がある。

今後は高強度、高弾性、高靭性を実現した「♯371」がシャフト開発のキーワードになっていくはずだ。画期的な素材を採用し、胎動し始めたディアマナのニューモデル。さらに詳細な情報が入り次第、最新シャフトの続報をお届けしたい。

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