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キャロウェイの『クロムソフト』ってどんなボール?

ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!

配信日時:2020年7月3日 17時00分

「クロムソフト ボールは4代目でトップを狙う!」 by ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典

<試打スペック>
『クロムソフト ボール』
構造     4ピース
カバー    極薄ソフトウレタン
コア     デュアル・ソフトファスト・コア
アウターコア ハイスピード・マントル
カラー    ホワイト、トリプル・トラックバージョン・ホワイト、トリプル・トラック・イエロー、ホワイト×レッド・トゥルービスバージョン


ロマン派ゴルフ作家の篠原です。今回は『クロムソフト ボール』のお話です。

『クロムソフト ボール』をコースに持ち込んで打ってみました。

まずは、柔らかい打ち応えに「らしさ」を感じさせます。打音は大きめです。高音の小気味が良い音がします。タイトリストのボールとブリヂストンのボールの良いところ取りのような高音質できれいな音です。

ドライバーから、アイアンまで、芯感があり、初速感もあります。打ち応えは、独特で、やや重めなのです。不思議なのです。ボールが飛んでいく様子は弾いている感じなのに、手応えもしっかりと残るのです。『クロムソフト ボール』は、4代目にして、とうとう、唯一無二の特別なボールになったことを、打ってすぐに感じました。

感触だけではありません。ドライバーは、何ら調整なくとも、低スピンボールが楽に出ます。飛距離性能は3代目の『クロムソフト ボール』も飛びましたが、それよりも増しています。トップレベルの飛距離です。

アイアンも飛びます。打感と飛距離がマッチしているところは、賞賛に値します。柔らかいことが頼りなくなってしまうボールとは、『クロムソフト ボール』は違うのだということを主張しているようです。

『クロムソフト ボール』は、ショートゲームのスピン性能も十分です。パットまでドライバーと同じような重い打感で、きっちりと弾くという部分も好感触です。

『クロムソフト ボール』は欠点がないボールです。全ての項目で合格点を取れます。全てのゴルファーにオススメします。ボールなんて何でも良い、と言っているゴルファーに使って欲しいです。こういうボールがあれば、その通りになるからです。

あまりに良くできているので、『クロムソフト ボール』での試打ラウンドを途中で切り上げようと思いました。離れられなくなってしまいそうだったからです。冷静になって、もう一度確認したかったのです。飛距離性能がアップしたことと、打音と打ち応えの融合が見事で、特に、柔らかいのに、芯感があって、重めの打ち応えは、『クロムソフト ボール』独特の世界です。

結果として、別の日も含めて、3ラウンドしました。『クロムソフト ボール』は、キャロウェイ史上、最高のボールです。今までのボールに微妙な不満があるというゴルファーに打って欲しいです。

コメンテータープロフィール

篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・ゴルフギアライター。ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、現在はゴルフエッセイストとして活躍中。

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