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ミズノの『ST200X ドライバー』ってどんなクラブ?

ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!

配信日時:2020年4月17日 17時00分

「『ST200X ドライバー』は、怖いぐらいに飛ぶ!」 by ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典

ロマン派ゴルフ作家の篠原です。今回は『ST200X ドライバー』のお話です。

<試打スペック>
ヘッド  /α-β系チタン合金(Ti811)精密鋳造 + カーボン(クラウン)
ヘッド体積/460
フェース /β系チタン合金(2041Ti)鍛造
シャフト /20 MFUSION D (S)
ロフト  /10.5度
長さ   /45.75インチ
ライ角  /59.0度


『ST200X ドライバー』は渋いドライバーです。一見しただけでは、その中身が想像できません。

構えたときのアドレスビューに惚れ惚れします。僕はヘッドに余計なプリントがあったり、サイトドット(ここがスイートスポットですよ的なマーク)があるのは好きではありませんが、ミズノのランバードマークが、小さくプリントされていて、位置も良いのです。

打ち応えが柔らかいのに、強烈な弾き感も同時に感じます。実に不思議なのですが、相反する感触が共存しているのです。これは特別なことです。透明な水のように混じりけがない打音は、芯に当たった快感を倍増させます。打音の音量がやや控えめなのが、やわらかさを感じさせる要因になっているようです。

狙い通りのフェードが出ます。ナチュラルに打って、10ヤードぐらいのフェードが出ます。打っていて、気持ちが良かったです。

『ST200X ドライバー』をコースで打ってみて、平均飛距離は240ヤードでした。ヘッドスピード40m/秒ということを考えると、驚異的な飛距離性能です。最大の要因は、初速が速いこともありますが、最も効いていると感じたのは低スピン性能でした。高弾道と中弾道の中間の高さの棒球は、打ち手のテクニックではなく、クラブとボールが生み出したものです。

純正のシャフトも良かったです。ナノテクノロジーで作られたシャフトは、しっかりしていて、余計な挙動をしません。45.47インチという長さを感じさせないという意味ではお見事でした。

このドライバーはヘッドスピードの速い遅いにかかわらず、ホンモノを求める全てのゴルファーにオススメします。腕前自慢のゴルファーほど、『ST200X ドライバー』は機能してくれます。

2020年は素晴らしいドライバーが次々に市場に登場していますが…… 『ST200X ドライバー』は間違いなくトップ集団を走っています。知らないまま過ごすのはもったいないのです。

コメンテータープロフィール

篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・ゴルフギアライター。ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、現在はゴルフエッセイストとして活躍中。

製品情報

ミズノ『ST200X』ドライバー
販売価格:65,000円(+税)

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