テクノロジー全部入り、そして【AIフェース】!
PCM編集長(以下、P編) 「そうだね、ドライバー、FW、UTもそれぞれ【AIフェース】だけど、まさかアイアンまで機械学習でフェースを開発するとは……。昔ながらの職人の手研磨にこだわるメーカーもあれば、キャロウェイのようにAI化をするメーカーも出てきた。【アイアンは昔から進化してない】と、よくまことしやかに言われるけど、こういうのが出てくると、ちょっと隔絶の感があるね。誰もが思いつかなかったドラスティックなことをしようとする、出来るのがキャロウェイらしくていいね!」
筆者 「う〜ん……。そこに打点のフィードバックがあるのか? そこが問題な気もしますが、テクノロジーが入ること自体は良いことかなァ〜」
PCM筒康博(以下、筒) 「………。(いちいち天の邪鬼だな…)長岡さんの顔に書いてありますが、【アイアンにAIフェースが必要かどうか】も含めてしっかり見ていきたいんですが、『MAVRIK』スタンダードって、たしかテクノロジー全部入りですよね? 長岡さん」
筆者 「はい。キャロウェイ独自の【FLASHフェースカップ】もありますし、【ウレタンマイクロスフィア】で包んだ【タングステン・エナジーコア】などなど、フェースだけじゃなく、中空構造の内部にもぎっしりテクノロジーが詰め込んであります……。(アレッ、ヘッド内部の話しばっかりしてましたが、コレよく見ると、またもや短くないです???」
P編&筒 「これは短いね…(大丈夫!?)」
筆者 「いま確認したら、カーボンシャフトでも7Iで37インチでした。ロフト27°のアイアンとは思えないくらい、普通の7Iの長さで驚きです。キャロウェイのぶっ飛び系『エピックフォージドスター』より1インチ短い計算ですね!マジで大丈夫なのかな…」
P編 「これ、ただ短いだけじゃなくて、このオレンジ色のロゴの『Diamana 50 for Callaway』は、Sだけど本当に軽いね。50と書いてあるけど、50gを切ってるんじゃないの?この軽さは……」
筆者 「はい。Sで49g、Rで47gです。今回テストするSは7Iの総重量が372gですね」
▶ミズノのぶっ飛び系『JPX 200X』アイアンのケース
このアイアンも、『JPX200X』みたいに後ろが見えないし、ぱっと見は長さも普通のアイアンにしか見えません。考えてみれば、キャロウェイにぶっ飛び系は『エピックフォージドスター』があるわけで、同じことを『MAVRIK』でやる必要なんて無いですよね……」
短くてロフトが立つと、球はどうなる?
P編 「うーん、問題は、実際に打ってみてどうかだね…。この短さでちゃんと上がるのかどうか…」
筒 「………。(前回ミズノ『JPX200X』もその流れで大丈夫だったじゃん…)前置きはいいから、スタートしましょう!」
―― スタートホール、全員残り60〜90yくらいの距離で、『MAVRIK』のPWで軽めに打つことに ――
P編 「さっきスペック見たけど、 PWのロフトは41°だよ。そんなことは先に確認しておくべきことで、後から文句言っちゃダメだろ、筒さん!」
筒 「って、村田さんも80y弱から奥のカラーまでいっちゃったじゃないですか!」
筆者 「!!! うわぁ〜〜、残り65yと見て軽く打ったら、どオーバーしたァ〜〜」
P編 「なんで先に打った我々のミスに学ばないんだよ…。長岡もロフトを確認してなかっただろッ!!!」
筆者 「いや、見るべきポイントは、オーバーした結果とかスペックじゃないですって!!!(怒)」