2月7日、テーラーメイド〈SIM〉シリーズとキャロウェイ〈MAVRIK〉シリーズが発売される。これまで数多くのクラブをテストしてきた“クラブマエストロ”ことヴィクトリアゴルフ五反田店の石川 尚店長に両ドライバーの特長、そしてヴィクトリアゴルフならではのフィッテイングサービスについて聞いてみた!
写真/山上 忠 文・構成/高橋真之介 撮影協力/ヴィクトリアゴルフ五反田店
右からテーラーメイド〈SIM〉ドライバー、キャロウェイ〈MAVRIK〉ドライバー
ダウンスイングで加速させる新設計とは!?
クラブの飛距離戦争が年々加速する中、テーラーメイド、キャロウェイの2大ブランドから2020年の大注目モデルがいよいよ発売となる。せっかく手に入れるんだったら、その最新のクラブ性能を存分に生かすために、ちゃんと自分に合ったものを選ばなければもったいない。というわけで、ヴィクトリアゴルフ五反田店にてクラブに精通する石川店長に、まずテーラーメイド〈SIM〉ドライバーから分析してもらうことに。
「最新ドライバーもぴったりなスペックを用意します!」とヴィクトリアゴルフ五反田店の石川尚店長
革新的なヘッドデザインが飛ばしのキーポイント
この独特のソール形状が「イナーシャ ジェネレーター」
「この〈SIM〉ドライバーの斬新な形状はダウンスイングでの空気抵抗を減少させ、スピードアップを実現します。ヘッドスピードが向上し、ボール初速も格段に上がるのでとにかく飛びますね」と石川店長は言う。そこに、前作〈M〉シリーズからも継続している「スピードインジェクテッドツイストフェース」の優れた反発性能、また「スライディングウェイト」で弾道も自分好みに設定できるという操作性の高さが加わった。
「フェースの反発性能を限界まで引き出す『スピードインジェクション』搭載の『ツイストフェース』は前作〈M〉シリーズよりも進化。とにかくミスヒットに強いですね。また、10グラムのウェイトを好みのポジションに動かせる『スライディングウェイト』で、自分に適した弾道調整ができるのもこのモデルの魅力です。操作性が高さは前作〈M5〉を凌ぎます」と石川店長も太鼓判を押す出来のようだ。
前作からさらに進化した「スピードインジェクテッドツイストフェース」
「AI」から導き出された究極のフェース
オフセンターヒット時にも飛ばせる「New AI FLASH フェース SS20」
続いてはキャロウェイ〈MAVRIK〉ドライバー。石川店長はこう分析する。「〈EPIC FLASH〉シリーズで旋風を巻き起こした人口知能『AI』によるフェース構造が高初速エリアの拡大でさらに進化しました。この新作〈MAVRIK〉ドライバーは芯を外しても飛ばせるので安心感があります」
また〈SIM〉ドライバーと共通するが、〈MAVRIK〉ドライバーもダウンスイング時の空力を計算したヘッド形状で、ヘッドスピードがアップ。「『New サイクロンヘッドシェイプ』は従来モデルより、ぐっと上げたようなヘッド後方部分の形状で空気抵抗を軽減。ダウンスイングでのヘッドスピードが上がることに比例し、ボール初速もかなりアップします。さらにはクラウンとソールの上下のたわみを抑制する、キャロウェイ独自の画期的な機構『JAILBREAKテクノロジー』も搭載。新機構との相乗効果でフェースのたわみを最大化し、ビッグドライブをかなえます」
お尻がくっと上がったような「New サイクロンヘッドシェイプ」