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テーラーメイド 2020年モデル『SIM』ドライバー 3種を発表 〜『M』の時代は終わり〜

テーラーメイドの新しいドライバー、SIMを言い表すとしたらこの言葉に集約される。『幾何学』だ。

配信日時:2020年1月31日 18時30分

テーラーメイドの次なる革新

左からSIM、SIM MAX、SIM MAX D
左からSIM、SIM MAX、SIM MAX D
左からSIM、SIM MAX、SIM MAX D
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左からSIM、SIM MAX、SIM MAX D
2020年度、テーラーメイドのドライバーラインナップは3種。

SIMとSIM MAX、SIM MAX DにはいずれもM6のDNAが色濃く見受けられる。

テーラーメイドが目指すのは、ずば抜けた重量特性(長く低い重心、高慣性モーメント)を有し、空気力学的にも優れたドライバーを創ること。

つまり、より効率的な空力=より速いヘッドスピード=飛距離増、ということだ。

極めてシンプル。ならば簡単に実現できる?いや、そうでもない。

共通項は多々あれど、写真でわかるように、形状についてはかなりの相違点が見られる。それぞれの性能に特性を持たせるためにテーラーメイドがどれだけ尽力したかが見てとれる。

全モデルに前述の回転状「イナーシャ(慣性)ジェネレーター」が搭載されている。

慣性モーメントを促進するため後方に設置されたスチールウエイトも然り。

SIM MAXには18gの、SIMとSIM MAX Dには12gのウエイトが装着されている。

ご想像通り、インジェクテッド・ツイストフェースについても全モデルで継承された。フェースのネジの色はブルー、いい感じだ。

全モデル、可変スリーブにより2度の調整機能つき。

いつもはあまり深く掘り下げないが、SIMシリーズのコスメに言及しないわけにはいかない。

今回のアクセントカラーはブルー。クラウンはテーラーメイドがクロミウムと呼ぶ濃いシルバー。

面白いのは組み上げ前にカーボンファイバーにイオンコーティングが施されていること。そしてサテン仕上げで出来上がり。

リーディングエッジのホワイトはテーラーメイドがチョークと呼ぶ色だ。わずかにオフホワイトでマットな仕上がりだ。

今回のこの左右非対称な形状には、「イナーシャジェネレーター」の搭載が大きく関わっている。

そしてこれが、飛ばしの秘訣であるというなら、左右非対称など気にする者はいないはずだ。

テーラーメイドは、すでに知れわたっている機能を撤去することには常に大きなリスクを伴うことがわかっていながら、トラックを取り去ったということは、テーラーメイドがエンジニアリング重視でSIMを創り上げたなによりの証拠だ。

結果的に、それぞれ目的にかなった3種のドライバーが出来上がり、違いがはっきりとした価値あるラインナップとなった。

テーラーメイドが昔ながらのドライバーの概念を捨て去り、イナーシャ(慣性)ジェネレーターを採用したということはつまり、しばらくはこのデザインでいくということだろう。

果たして、テーラーメイドが特許を取得したというこの「イナーシャジェネレーター」とはいったい何なのか?

そして、いかにして低重心で易しく空気力学的にも優れたものを創り上げたのか。

3モデルの特徴と共に詳しく見ていこう!

テーラーメイドの次なる革新、まもなく発売へ。

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