豊富な選択肢から、ベストスペックを選ぶ!
「打ち出し角が高く、強いボールでつかまってくれました。『ディアマナ』には叩けるハードヒッター向けという印象がありましたが、スライサーの私でも十分打てる。シャフトの挙動が鋭敏で、しなり戻りのスピード感を感じました」
50g台のSRかSフレックスが、タイミングが取りやすく、結果も良かったという。
もともと『ディアマナDF』の60Sを使っていたというM.Iさん(61歳)は、挙動のスムーズさがビッグドライブに結びついた。
「『ZF』は、どこか1ヶ所にしなりのポイントを感じなくて、全体的にスムーズにスイングできます。手元調子が好きだったのですが、軽くして振り切ったほうが、飛距離が出ているようです」
その言葉通り、50g台のXにすると、240ヤードを超える大きな飛びに。ヘッドスピードがそれほど速くなくても、Xフレックスのほうがタイミングが取りやすいゴルファーは、一定数存在するようだ。
筆者も試打してみたが、意外にも70g台、80g台という重量級シャフトでも結果が良かった。軽くすることで、よりスピードを出すことが出来、飛距離アップに繋げられるゴルファーもいれば、重くすることで、タイミングが合いスイングが安定するゴルファーも存在する。多くの人は、ヘッドスピードだけで重量帯やフレックスを選んでしまいがちだが、実際には人それぞれに、パフォーマンスが良いシャフトは異なるのだ。
スピーディーな振り抜き感と分厚い当たりが、『ディアマナZF』の魅力。マッチしたシャフトなら、振れば振るほどタイミングよく、スピードも上がってくる。これは、試打室で測定器を頼りにフィッティングするよりも、練習場やコースなど、より広いフィールドで爽快にかっ飛ばすほうが、良い結果が得られそうだ。豊富な選択肢を活用して、先入観なく、スペックを選んでみて欲しい。自分のパフォーマンスをさらに引き上げてくれるだろう。