HSが速いP編、40g台だとどうなる?
PCM筒康博(以下、筒) 「村田さん、『ディアマナZF』の40g台はR2、R、SR、S、Xと5フレックスもありますけど、下から全部打ちますか?」
P編 「もちろん。前回は小坂オーナーと石井店長がSR、R、R2を中心に打ったけど、我々は一応全部打つけど、40Sと40Xを中心に見ていこう。じゃ、行くよ!」
―― 下から順番に各硬さ✕5 ――
筆者 「どうでした? ディアマナ初の40g台を一気に打った感想は?」
筆者 「え、それってフジクラの『スピーダーエボリューション』のどれかと似てるってこと?『エボ』シリーズって、6代目の『エボ6』が最近発表されましたけど、色味はシルバーで被ってますよね?」
P編 「いや、素材感的に『エボ6』とは似てない。『ディアマナZF』の方が手元がしっかりだし。全般に【先がややしっかり】という意味では、近いものがあるんだけど、『ディアマナZF』の方が素材感的にパキッとして感じるし、フジクラの『エボ6』には40g台のXは無いしね。
特に『ディアマナZF』の40Sと40Xは全体にしっかりで、フジクラ『エボ』シリーズのどれにも似てない……。強いて言うなら40SR、40R、40R2は『エボ3』と似た感じもあるかな? しなりと走りの両方のフィーリングがあるからさ。『ディアマナZF』の場合は、境目が40SRにあって、ここより上と下では別物のように感じる」
筆者 「ちょっと、ボクにも打たせて!」
―― 下から順番に各硬さ✕5 ――
筆者 「これ、ヘッドがタイトリスト『TS1』だからかもしれないですけど、めっちゃ打ちやすいんですけど……。特に、下のフレックス。40R2、40R、40SRって、すごく切り返しの後、なめらかなシナリを感じて、適度にインパクトで走るのに全然曲がらない。ボクの場合、軽いクラブは鬼曲がりのはずなのに、おかしい…」
筒 「長岡さんは振っても置きにいっても曲がる、珍しいタイプですからね(ギヒヒ)」
筆者 「………。(怒)で、村田さんの言ってたとおり、確かにフジクラ『エボ』シリーズに似ているか? というと、そういう訳でもない。走るんだけど、最後のひと押しがあるというか、なんて表現したらいいんだろう、コレ……」
P編 「そうなんだよ。走るシャフトって、インパクトの最後でヘッドを返してくれて、打ち出し角を上げる動きを想像するじゃない。今までの40g台はそんなシャフトばかりだった。でも、R2、R、SRはそのニュアンスもあるんだけど、SとXだと『ディアマナZF』は印象が変わるんだよ。走るけど、叩けるフィーリングも出てくる。40g台のシャフトなのに不思議だね」
筆者 「置きにいってもHSが出ちゃう」
P編 「パリッとしたコシというか、いい素材を使ったシャフト特有のピンピン感というか、復元の速さがあるよね。だから、軽量なのに、安心して振れるんだと思うよ?」
筒 「やっと気づきました?(グヒヒ)」
筆者 「………。(言い返せない)」
P編 「長岡これさ、スピンも減るから助かるだろう? 君の場合、軽量クラブで今まで吹き上げなかったことって無いじゃない。さっきから、バックスピン量が2000回転台にずっとおさまってるよ? 40Sや40Xは2500回転以下になってるけど、君でこの数字は中々あり得な(いね……)」
筒 「(食い気味に)あり得ません!」
筆者 「いいから筒さんも早く打ってください!(怒)」