P編 「弾くし、初速も出る。でも、シャフトが…」
P編 「!!!!! これ初速出るね。純正シャフトが私には合わないのにおかしいなぁ……。(なんで体が温まってないのに、HS46m/sそこそこで初速が71m/s超えるの!?)」
筒 「はい、出ます。三ヶ島かな選手が、【違反じゃないですよ!】と、強調した意味が良く分かりました。間違いなくギリギリ反発のボール初速の数字ですね、コレは……」
ヒール側に当たるとそこまでじゃないですが、真ん中からトゥに当たると確実に70m/s越えますね。なんだろう、このヘッド……。やっぱり凹みネジは村田さんが言ってたように、一旦CT値を越えてからギリギリ適合に戻したとしか思えない…。あと、なんか曲がりがめちゃ少ないんですけど? 現行の『TOUR B JGR』のときは、第一印象からチーピンが出まくった記憶が脳裏に焼き付いてますけど…」
P編 「筒さん、やっぱり脳内計測お願い!」
筒&筆者 「同感です」
P編 「筒さん、前作『TOUR B JGR』の内部重心や打ったときのフィーリングは体に記憶されてるだろう? ちょっと脳内計測してみてよ。このままじゃ、埒が明かない。ただの打った感想じゃ、話にならないよね?」
筒 「分かりました。今回は本気出しますよ。めちゃくちゃ脳内計測し甲斐のあるヘッドですから!」
筆者 「………。(何が脳内計測だよ…)」
ですので、つかまりが悪いスライサーをドローに変える性能がピカイチに高かったという解釈で間違ってないと思います。だから、外ブラの『GBBエピックSZ』とか『M3 460』がちょうどいい長岡さんが打つと、最初はチーピンやフックが出るのも仕方ないというか…」
P編 「私も長岡と似たヘッドが合うけど、チーピンは打たなかったけどね!」
筆者 「………。(うっせー!)」
筒 「脳内計測では、初代と2代目のいいとこどり」
筒 「簡単に言えば、評判の高かった初代『JGR』と現行『TOUR B JGR』のいいとこ取りですね。宮里藍プロも、エースは初代『JGR』なんでしたよね? 長岡さん」
筆者 「ええ、先週の宮里藍サントリーレディスのプロアマでは初代『JGR』を使ってました」
筒 「今回の新『JGRプロト』の脳内計測は、重心角は28°、重心距離は36.6ミリで、重心深度は36.9ミリくらいを予想します。現行『TOUR B JGR』より穏やかなターン感にみんなが感じたのは、シャフトのせいだけじゃないはずですよ。
表現が難しいんですが、初代のフェースターン感+2代目の上がりやすさ+謎の凹みネジの初速が加わり、トップのつかまりとインパクトゾーンの【ドロー力】がUPした気がします。スイングの早い段階でつかまるから、フェースターンの必要なし。振り切るだけでドローになるイメージです」
筆者 「筒さん、表現がイマイチ過ぎて、まったく入ってこないんですけど……。(でも、ボクこれマジで買うかも。ヘッドの反発はマジで最高クラスだし、スピンも少ないんだもん…)」
P編 「本当だよ、筒さん、説明がまったく入ってこない!」
筒 「長くなるので、次回でお願いします……。必ず挽回しますから……(泣)」
Text/Mikiro Nagaoka