約4ヶ月遅れで7/4発売が決定。何に苦労した?
PCM筒康博(以下、筒) 「PINGは前作の性能を上回らないと発売出来ないという社風ですからね…。マジメだなぁ〜、出しちゃえばいいのに…」
PCM編集長(以下、P編) 「バカヤロー! 前作を越えないのに出すなんて出来るわけないだろう、PINGが。しかし、待たされたけど、これは仕方ないよ。だって『G400LST』を越えるって、大変なことだよ?」
P編 「PINGの安齋さんから聞いたのは、一番大変だったのは、ボールスピードと打球音だって。ここが名器『G400LST』を中々越えられなかったと言っていたよ」
筒 「うわぁ〜。ってことは、3つの可変ウェイトが入ったことによる重心バランスの変化はそんなに難しくなかったってことだ……」
筆者 「難しくなかったとは言ってませんってば! だって、『Plus』比較で、後方に可変ウェイトを入れながらも、約5%もフェース寄りの重心位置に設計できたこともすごいですよね。ウェイトの受け口って普通ならけっこうそれだけで重量取られますし、前作『G400LST』はこの可変ウェイト自体がなかったんですからね…。結果、『Plus』よりも200〜400rpm低スピンに出来ると言ってました」
筒 「曲がらない名器『G400LST』から3%もMOIって上げられるんだ…。まぁ、でもMOIアップという観点で言えば、前作よりヘッド重量が増しているという可能性もありますけどね…」
見た目は『G400LST』より突起が激しくなった
筆者 「ボク、試打の時に最初気づかずに『G410 Plus』の方を『G410 LST』だと思って打っちゃってたんです。で、途中で間違ってたことに気づいて『G410 LST』の方を改めて打ったんですけど、サイズ的にそこまで小さくは感じなかったですね。弾き感というか、音が『G410 LST』の方が高めに感じました」
ボクは前作『G400LST』は8.5度の村田さんのエースだと、かなりしんどかったんですよ。ちょっと上がらないし、つかまらなかった。それが、少しつかまりやすくなっている感じなんです。PINGの安齋さんも、【今までのLST史上最もつかまる性能にした】って言ってましたけど、短い試打の中でもそれがすごく感じられましたね」
筆者 「まぁ、そうですね。まだ【ドロー】と【フェード】のポジションも選択肢として残されているわけですし…」
筒 「そうなんだよなぁ〜、まだ可変ウェイトという保険があるんだもんなぁ〜。スタンダードの状態でこんなに音も打感もつかまりもいいのに…。長岡さん、面白い計測したので、可変ウェイトについて議論しましょうよ!」
筆者 「………。(えっ、今日『G410LST』は試打時間が少なくてやってないじゃん、可変ウェイトのテスト…)」