筒からの試打レポ掲載依頼。「面白いから載せて!」
筆者 「え? 何、まったく話が見えないんですけど…。YouTuber?へたっぴ? というか、筒さんからテストを仕掛けるって、珍しいパターンですね…」
筒 「(無視して)そもそも、『ランニングDRW-119』はロフト39度のいわゆるチーパー的な転がすアプローチ専用クラブ、『フライングDFW-119』はロフト55度のアプローチウェッジ的な上げて寄せるクラブ。僕もコースで試してみましたが、今回は人気インドアレンジ「Kz」の女性店長にも試してもらって、かなり面白い結果になりました。まず見た目に関してこう言ってましたね」
筒 「一方『フライングDFW-119』は?というと…」
女性店長(筒憑依) 「私たち女性ゴルファーのクラブって、軽いモデルが多いです。ピンの近くから打つ場合は1本重さを感じるものもあると良いかなって思います。『フライングDFW-119』は見た目も可愛いし、ドルフィンウェッジってアプローチウェッジの人気クラブですよね?」
筆者 「勝手に憑依して登場人物増やすのやめて…」
筒 「(さらに無視して)ダ・バードさん vs ringolf宮下さんのYouTuber対決では、台風ばりの大風の中で、アプローチ下手のダ・バードさんのランニングアプローチが炸裂したんですよ」
ダ・バード(筒憑依) 「これヤバいっす!かなり変なところからでも無理やり使ってみましたが、とにかく距離感がつかみやすい。グリップも太いから手首をこねずに打てるしパター感覚でコツン!って打てるから勝手に寄せられた気がしますよ」
筆者 「(呆れて)筒さん、本当に彼、そう言ったんですか? あなたの憑依コメントが中々入ってこないんですけど…?」
トゥとヒールのソールは広めになっているから、ざっくりの心配も少ないのでシビアなインパクトをしなくても良い。ちなみに僕も打ちましたが、重さがあるのでアイアンでランニングアプローする時よりも転がり過ぎてオーバーする心配がめちゃくちゃ少ないのが【使える!】ポイントに感じました」
筆者 「………」
女性店長(筒憑依) 「振り子みたいに重さで振れる」
筆者 「………。(女性っぽいモノマネだけはやめて…)」
ラクです、このクラブ。ちなみに名物バンカーでも打ちましたが、一発脱出成功。ヘッドもクラブも重さがあってパターみたいに短いので自分で距離感を作りに行かなくても打てるのが不思議な感じでした。長岡さん、そこまでボクたちのレポートを疑うなら、室内だけどちょっと打ってみれば?」
フライングウェッジもくびれたネック形状が独特だなぁ…と思いつつも、重さの効果でミスが出づらかった。そして、ソールが滑る滑る…。重さもソールもテクニックや細工が入れられないジレンマはあるものの、初心者には超お助け。繊細になり過ぎて自分でミスを作り出している人には、クラブがゴルフを簡単にしてくれると感じた。(筆者には繊細さは必要だが…)―
筒 「どうでした? ボクのレポート通りだったでしょ?」
筆者 「………。(悔しいので、無視し返したる!)」
筒 「何で無視なんですか!!!」
Text/Mikiro Nagaoka