フジクラから新商品発売の連絡が届いた。
「2014年の発売以降、シリーズ累計販売本数10万本を記録している人気の軽量シャフトシリーズ『AIR SPEEDER』に新たなテクノロジーを搭載し、ボール初速アップと球の上がりやすさを両立した New『AIR SPEEDER』を4月13日から発売します」(同社広報)
『エアスピーダー』といえば、軽量のパイオニアとしてあまりにも有名で、その軽さと弾きの良さを好んできたゴルファーも多いはず。軽量のど真ん中と呼べるモデルだが、今回の新作はどんな変更があったのか?
「さらに最適なシャフトセッティングを実現するために、STANDARD、PLUS、X-PLUSの3つのフレックスから、より細かなフィッティングが可能となり、ドライバーからアイアンまでのフローを最適化。番手間の振り心地を統一させ、飛距離性能の向上やショットの安定性に貢献します」(同)
つまり、前作まではワンフレックスだったところに、それぞれ3フレックスが追加された形。剛性分布を見ると、前作より若干ソフトな『スタンダード』(ノーカット33.5g)に、前作より少し硬い『PLUS』(同37.5g)とはるかに硬い『X-PLUS』(同40g)が加わっている。
また『SPEEDER NX』シリーズにも搭載されている独自の設計技術【VTC】を新たに採用しており、トルク分布を緻密にコントロール。「先端と手元のトルクを締めることで、高初速・高弾道を生み出します」とする他、【部分マルチフープテクノロジー】を中間部から手元部に採用。
「従来よりもさらに積層を最適化することで、潰れと曲げの強度アップを達成。中間部から手元部のみの構成にすることで、先端に適度なしなり感を付与して球が上がりやすく、スピン量の適正化に貢献します」とのこと。
価格はドライバー用が税込55,000円、FW用が同30,800円、UT用が19,800 円、アイアン用が13,200円となる。