今回の新作は『ZG21』と呼ばれるモデル。昨年、圧倒的な売れ行きを誇ったスパイクレスの後継かと思えば、今回はしっかりとスパイクが施されたモデル。そして、今年の米国男子ツアー初戦となった「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」でいきなりトップ選手がスイッチしたことでも話題になった。
世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン(米国)をはじめ、同4位のザンダー・シャウフェレ(ともに米国)といったトップランカーたちが米国発表を前にすでに実戦に投入。その機能性に寄せる信頼は絶対だったという。
以前からアディダスのフットウェアを愛用しているザンダーも、その機能性を初戦となったハワイで実感することができた。会場のプランテーションコースatカパルア(ハワイ州)は、ツアー屈指のアップダウンコース。上り下り、左右の傾斜など激しいスロープでのスイング、歩行に問題がないどころか、快適に過ごせたことが最大のテストだったとザンダーも太鼓判を押した。
元々ザンダーは、同社の『ツアー360』シリーズを愛用。昨年は『コードカオス』も試したというが、ここぞという、いわゆる“振りに行く”ときには、「よりしっかりと地面をグリップするスパイクがいい」と試合ではスパイクを使用。今回の新作にして、より飛ばしに磨きをかける。
なお、ダスティンは欧州ツアーの「サウジ国際」で首位、ザンダーは先週の2位に続き、米ツアーの「ウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン」で首位タイで最終日に入る。
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ダスティン・ジョンソン
「初めて試した時、あまりの軽さに驚いた。プロになってからずっとアディダスのシューズを履いているけど、まだ進化してこんなに軽くて快適でグリップ力も安定感もあるシューズを作れるなんてすごい。どんなレベルのゴルファーにも勧められるよ」
ザンダー・シャウフェレ
「ゴルフシューズで1番重視するのは軽量性。ZG21は本当に軽くて、1日中履いても疲れにくいし、快適性、グリップ力、安定感など重要な要素が全て満たされていると思う。TOUR360のように伝統的なゴルフシューズに少しひねりを加えたような、すっきりとしたクールな見た目も気に入っているよ」