8月30日発売の新作アイアン、キャロウェイ『エピックフォージドスター』が販売数量で1位。2位〜4位には、タイトリストの新作『Tシリーズ』と、複合構造の海外2ブランドが揃ってランクイン。(2位T200、3位T100、4位T300アイアン)
『エピックフォージドスター』アイアンは、7Iのロフトが26度という、超ぶっ飛び系アイアンながら、打感と寛容性に優れたモデル。価格は5本セット162,000円+税と、市場の中でもかなり高額な部類に入るが、【モーレツ初速・モーレツ飛距離】のメッセージはゴルファー心理にしかと届いた模様。
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かたや、タイトリストは12年間続いた人気の複合構造ツアーモデル『AP』シリーズを廃盤にするリスクを取り、新ブランド『Tシリーズ』を立ち上げた。キャロウェイとは違い、こちらは【飛びだけを謳わない複合構造】。7Iのロフトは『T100』が33度、『T200』が30度、『T300』が29度とさほど立っていない。
ところが、タングステンで周辺重量配分を行い、慣性モーメントを引き上げた上、止まりやすい打球のランディング角まで計算された“総合力”を引き上げたモデル。同社広報も「飛びだけをうたっていないアイアンとしては、市場の環境を考えると期待以上のスタートだと捉えております」と驚いていた。
発売のタイミングがこの後となる、国産ブランド(ミズノ『Mizuno Pro』、ブリヂストン『JGR』、ヤマハ『RMX』、プロギア『egg』、ホンマ『ツアーワールドXP-1』)が巻き返すのか。それとも、多くの国産ブランドと同タイミングの13日発売となるテーラーメイド『P790』が来るのか。秋モデルの真価が問われる。