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メーカー契約から一転フリーとなった選手が、もう一度クラブ契約を結ぶという異例の流れ。それには2つの理由があったという。一つ目が、この大会でモデル別使用率1位を獲っている、スリクソン『Z785』が思った以上にフィットしたこと。
「本当にハマりました。スリクソンのアイアンは元々好きでフリーのときから使っていました。ただウッドは別のを使用していたんです。ですが、『Z785』にしたら、初速がすごく速くなって、球が散ることがなく、まとまるようになった。球自体も強くなりました」。
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アイアンだけでなくウッド系も使用。ほとんどのクラブがスリクソンとなったことを、まず理由として挙げた。もう一つは「良いクラブを求めるのは、キリがないなと思いました」とフリーの宿命というべき理由。
「元々そんなにクラブを替えるタイプじゃなかった。それに私は口がうまい方じゃないし、たくさんしゃべるタイプでもない。そう考えたときに、どこかメーカーに身を置いて、同じスタッフと試合ごとに色々話しながら調整していって、自分のクラブを作っていく方がいいなと思いました」。
無限ともいうべきヘッドとシャフトの組み合わせを考えるよりも、信頼できるメーカーと自分だけのクラブを作っていく。そちらのほうが性に合うと考えた。直近で、契約フリーからキャロウェイ契約となったフランチェスコ・モリナリも同様の考えを明かしているが、これも一度「契約フリー」の立場を経なければ分からなかったこと。
19年の目標は複数回優勝。「そのためにも、去年は怪我が多かったので、持病の腰痛とうまく付き合っていきたい。あとはパッティングの精度を高めていきたいと思います」。新シーズンはメーカーと二人三脚でキャリアハイを目指していく。
【岡山絵里の2019年セッティング】
1W:スリクソン『Z785』(9.5°)
3W:スリクソン『Z F85』(15°)
3,4U:スリクソン『Z H65』(19,22°)
5I〜PW:スリクソン『Z585』
GW:クリーブランド『RTX2.0』(48°)
A,SW:クリーブランド『RTX4』(52,58°)
PT:スコッティ・キャメロン M1